純氣＠武蔵境からほど遠く 「ニュー のり玉そば パラダイス」

子供のころ
もう30年以上前
毎日のようにチャリの後ろに乗せられて
買い物に訪れていた
「桜堤商店街」


古い団地群が
強制撤去で新しくリプレイス


されているにもかかわらず


ずいぶん
ひなびてしまったというか
なんというか


なにもこんなところで
まさかこんなところに




雑誌に載るようなラーメン屋ができるなんて




「一風堂」出身という前情報




「砦」っぽくも　なんて


ラーメンの所作よりも




今座ってるところは
以前の「魚屋」


厨房サイドは
以前の「八百屋」


奥のトイレ辺りは
以前の「肉屋」




この新進気鋭の一杯が
およそ不釣合いなノスタルジーは




まるで
ニューシネマパラダイス




様変わりした
故郷の街の広場を眺めて
遠い目をするトトですな




変わらずたたずむ
ケーキ屋「フィンランド」が


逆に
郷愁を萌ゆるのでした

ラーメンゼロ＠目黒 「ラーメンゼロ＋味玉」

雄山は言った



その言やよし


でも僕は




空を見上げた
寒くて高かった


ピュアな原色を混ぜていったら
どうにもこうにも
No, we can't.




生臭かった
深海を歩いている気がした


ほんとにこれで
良いのかと


真面目に作られた一杯を
人生で初めて
残してまう





それじゃ良くないと
プラスも必要だと


思った人がいたようです
思った人がいて良かった





寂しかった彼女の部屋にもバラの花束が届きました


この
魚介を愛でる日本で
醤油ベースの調味料文化が育った理由を


どんな本よりも




この一杯が教えてくれる