そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

蜃気楼@板橋 「蜃気楼がクッキリしていた日」

2009-05-12 08:14:49 | 飲み 中華料理
蜃気楼(しんきろう:mirage)とは
密度の異なる大気中で光が屈折し起こる現象




密度の異なる飲み屋に
屈折した人間が集まる現象



光は通常直進するが
密度の異なる場所では
密度のより高い
冷たい空気の方へ進む性質(屈折)がある




平日には通常直帰するが
密度の異なる場所では
密度のより高い
熱い空気に包まれる性質がある
屈折した人間が
熱いトークを繰り広げる性質がある




大気の密度は大気の温度によって粗密を生じるが
低空から上空へ温度が上がる場合、下がる場合、
そして水平方向で温度が変わる場合の3パターンがある




本日のラインナップはマスターの温度によって粗密を生じるが
たくさん食べられる場合
それほど多くは食べられない場合
いずれかも覚えてないぐらい飲むしかない場合の3パターンがある




それぞれによって蜃気楼の見え方が異なる為
以下のように分類される
上位蜃気楼
下位蜃気楼
鏡映(側方)蜃気楼




実際のところ
見え方に相違はないと思われる
今日はたくさん食べられる日で良かったと
見え方に相違はなかったと思われる



上位蜃気楼
温度の低い海面等によって下方の空気が冷やされ密度が高くなると
元となる物体の上方に蜃気楼が出現する
水平線(地平線)の下に隠れて見えない風景や船などが見える場合があり
通常ニュースなどで取り上げられる蜃気楼は
この上位蜃気楼を意味する場合が多い




卓上ロースターという
新兵器を用いた焼き肉のお披露目がそれなりに終わり
マスターがふと我を取り戻すと
元来最初にお目見えするはずの前菜が出現する
今日のラインナップには何が隠れているのか
マスターの言葉じり、ラルの言葉じりに現れる場合があり
あれこれ飛び出すこの日は
この上位蜃気楼を意味する場合が多い



このタイプの蜃気楼は珍しい現象であり
日本では
オホーツク海沿岸周辺(北海道)
富山湾周辺(富山県)
琵琶湖周辺(滋賀県)の3箇所でのみ確認されている




このタイプの「ローピン」は珍しい現象であり
日本では
美味しんぼの12巻
それをまねて見事散った我が家
ここ蜃気楼の3箇所でのみ確認されている



下位蜃気楼
最も一般的に目にする機会の多い蜃気楼
アスファルトや砂地などの熱い地面や海面に接した空気が熱せられ
下方の空気の密度が低くなった場合に物体の下方に蜃気楼が出現する
ビルや島などが浮いて見える浮島現象や逃げ水現象もこのタイプに属する




最も一般的に目にする機会の多い蜃気楼
マスターがカウンターの女の子に気を取られ
トークに華を咲かせすぎるがため
奥の四人席ではマッタリが度を極め過度の紹興酒が出現する
視点が定まらず浮遊して見えるローテーティング現象や
逃げる水などないためビールにいったん戻る現象もこのタイプに属する



鏡映(側方)蜃気楼
物体の側方に蜃気楼が出現する
報告が最も少なく、極めてまれな現象であると言える
スイスのジュネーブ湖で目撃されたという報告がある



23時にも近づくころ水餃子が出現する
報告が最も少なく、極めてまれな現象であると言える
新宿三丁目あたりで目撃されたという報告しかない




マスターがトリビュートしたとされる
「エノキの天ぷら」は
新宿歌舞伎町の風俗ビルの上の方で
目撃できたという報告がある



また
日本で不知火(夜の海に多くの光がゆらめいて見える現象
九州の八代海、有明海などで見られる)と呼ばれるものも
このタイプの蜃気楼に属すると言われている



また
日本で汁無し(茹でられた麺に麻辣ダレが絡められる現象
近年日本のラ店でも一般的に見られる)と呼ばれるものも


このタイプ
やたらビリビリと
麺の甘さやタレのコクなど無視した設計が多いのに嘆く一方
その辺を熟知したプロ四川
そのタイプの蜃気楼に属すると言われている


その大切な汁無しを
撮り忘れているとは
すでにヘベレケに属すると言われている
Comment (1)
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