ちゃ木＠上福岡 「醤油らーめん 味玉大盛り」

昔から
やり残していると
気持ちの悪い男の子でした


限定の塩
つけ麺の大
ライスにおぼれることができず
大枚をはたいて幾許




ベースの醤油をやり残しては
終われない男の子だったわけです


石山本の影響か
いつもよりは活況の店内
そして
いつもと変わらず




ライス
ライス
いつでも探しているよ
どっかに君の姿を


メニューの片隅
冷蔵庫のポップ
そんなとこに
いるはずもないのに




要るはず (゜д゜lll) なのに！！





ああ
美味い




ベースの醤油が
イチバン丸くまとまってるんじゃ
なかろうか


塩のときより
やや硬めに茹で上げられた麺が
柔らかくも重層的なスープの中で
パッツンポッキンと跳ね踊っている




ああ
コレを
やり残さない男の子で
本当にヨカッタ


と同時に


醤油がイチバン
ライスにあうだろうことを
言い残さない男の子で
本当にヨカッタ

川香苑＠新宿歌舞伎町 「担々麺他」

こんなオサーンでも
コクリコでは
甘酸っぱくなれたのよ


山の上にある家の前で
偶然チャリに乗った彼に出会う　とか
ツッコミどころは
ゴマンとあれど


自転車の後ろに
彼女が横向いて座ったりして

しっかりつかまっとけよ！！　とか

思わず
青春の棒を
熱くしたものよ


ゲドと同じ人とは
思えないわよね
まったく


ゴローちゃんの
人生最高作クラス
きっとそうなるはずよ


って
いつのまにかオカマよ
なんでなの




そうよ
気分をよくしたの




ちょっと
飲みながら
甘酸っぱさを
思い出して




甘酸っぱいものでも
食べちゃおうかしら
なんてね


オカマの私だって
玉には
やーね
たまにはよ


切る前のこと
思い出したって
いいじゃないの




よく
四川料理の
こんな感じのお店よ


メインが平気で一千万円超えて
ときに2580万円なんてね
調子に乗ってたりするから


じゃあ前菜しかないじゃないの　って
980万円あたりのヨダレ鶏とか
仕方なく頼むのだけど


甘酸っぱいどころか
しょっぱり盛りの
どーしよーもない
「やっつけ前菜」


がっくりと
尻も緩む思いをすることが
多いのだけど




ココはいいわね
同じ歌舞伎町の
あそこの四川
超えちゃってるかもしれないわ


どの料理も
冷温緩急
ダシもしっかりキいていて




辛すぎず
シビレすぎず
あなたもわたしも
お尻が安心


掘りつ掘られつ
甘酸っぱくなれそうなの




いろんな意味で
あなたもわたしも
あのころにはもう
戻れないのよ


わたしなんか
あなたの倍ぐらい
あのころにはもう
戻れないんだから


甘酸っぱさも
倍ぐらいだったって


悲しいこと
言わせないでちょうだい