そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

中華そば みたか@三鷹 「ラーメン 卵半熟で」

2017-08-14 09:20:15 | ラーメン 東京23区外
餃子ライスだけだと
なんとなくランチが
コンプリートできていない

気がしているだけではないはずの
立派なラヲタに育っていますので

三鷹に来たら
真っ先に浮かぶお店




かつての江ぐち
いまではみたか

地下に降りていくと
だんだんアガってくるこの風情
RPGに繋がるものでもあったりして




そうそう
ダンジョンのその先には
宝箱が待っているはず
って




DGRじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!

同じ思いの大勢のおっさんが
DGRしていたりするのでした

今日は麺で良いんですか?

いやーダメダメ
まずアレからだよー


なんつてね
とりあえずのルービー目当て

相変わらず
イイやり取りが飛んでます




餃子ライスの後に
五目そばってのも
アレな感じの四十路も半ば

ラーメンに 卵 半熟で出来ますか?
なんつてね
半角スペース入れるの
忘れずに

出来るのは分かっていても
下からの姿勢は
忘れずに




イイねー
このアルミーナ!!

なんつてね
郷愁に浸りながらね

その昔の江ぐちでは
麺を茹でている鍋の中に
卵を割り入れたりして
衝撃を受けた記憶があるけれど

今は麺をまず茹で上げてから
ワンタンを投げ入れて
中央に卵を割り入れて
全部が整ったらトッピング開始ってな

フツーの店なら
伸びるじゃないか!!なんつて
気が気じゃないはずなんだけど

ココの黒くて太い麺ってば
逆に
イイ感じに吸って
イイ感じに馴染むの
知っているオレたちだから




キタキタキマシタヨ

凛としていながらも
適度なユルさがあって

ああ
コレから江ぐちが入ってくるぞ!!ってな
往年の興奮が甦るじゃないっスカ




きょっ!!てな

以前よりもっと
輪郭が立ったというか
若返るって
こういうことかもしれないし




そうそう
この黒さ
この歯ごたえ

冷静と情熱の間のような
蕎麦と中華の間の出来事

地粉と小麦粉を独自の配合で混ぜた粉で作った自家製麺
なんてのをどこぞで読んだけれど

どういう配合でヤレば
こんなアンバイに仕上がるんだろうかと




低温調理世代から見ると
有史以前の出来事にさえ映る
そっけないチャーシューだけど
この飾らなさがたまらなく

駅の反対の某店の
火が通ってないとウワサの
「危ないチャーシュー」と比べれば
こちとら危うさの微塵もないワケで




やっぱりコレ
三鷹の街の宝物のような一杯

おっさんたちが
日がなダンジョンに迷い込むそのキモチ
今の若人にも分かるのかしらん




おう
そうだ
そうだ




宝物中の宝物
トップオブザイベンティー
忘れていてはイケナイのでした




美味いじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!

普段はスープが濁るの
ホントにヤなんだけど
この店のは別

濁って甘くなったスープを
キュッと飲み干すのが
まるで作法であるかのように


いやー
改めて
三鷹はみたかだけでイイわ
という核心

同じこと思ってるおっさん
結構いるはずだろう
という確信




小説 中華そば「江ぐち」 (新潮OH!文庫)
新潮社


孤独の中華そば「江ぐち」
牧野出版


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする