そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

前川@恵比寿 「醤油ラーメン 大盛」

2018-04-20 07:10:48 | ラーメン 渋谷区


長いこと閉めていて
もうこのまま終わりだろうな

という
大方の予想を裏切って
見事に復活したとき

こういう
レアパティーンもあるもんなんだなと
オドロキとヨロコビに
満たされたのを思い出していました


しかるに
復活後には
お昼に3時間のみという

在りし日の
めとき山田ラインに匹敵する
超激難関ラヲタ泣かせに
シフトダウンしつつも

凛として仲良し
何がこの老夫婦を
こういう形になってまで
突き動かしていたんだろうかと

いろんなことを
脳髄に巡らせながら




またひとつ
大切な歴史の塊が
時代に飲み込まれていく刹那に
立ち会うオレたち

ラストになるであろう
このオーダーを
朝の5時から反復横跳び




醤油ラーメンに炒飯!!お願いしマッス!!

この子ったら
一人で二つも食べるのよ

14のときだっけか
死んだかーちゃんと一緒に行った

育ち盛りのあの日の
宝華のワンシーン
とかまで思い出しながらね

すみません。
ご飯終わっちゃって。


ガーンだな

ガガガガ
ガーンだな


走ってライスを買いに行くから
お願いだから炒めてプリーズ!!

なんつて
喉元まで出ていたけれど

今日のところは

っつか
今日のところしか
もうオレにはないじゃんか




はい。
麺、お待ち下さいね。


いわゆる
「大盛り分」の
登場スタイルとしては

それも
「大盛りの汁だけ分」を
別鍋振りエクストラ

こういう
レッドデータな作法も
同時に失おうとしていることを

オレたちはもっと
しっかり噛み締めないと
イケナイのかもしれない




麺どっちゃり

の中に
紛れ込んでいる
炒もやし

茹でた麺を
炒した鍋で併せるという

東京に咲いた
長崎っぽくもある
自称札幌というアート

忘れちゃイケナイことだらけが
胸アツに輪をかける




ラードではあれ
ニンニクではなし

第一世代ポロサツと取れば
たぶん札幌なんだろう




そして
驚くべきは
大盛り分の濃さという
明確なディファレンス

コレもいつの日か
イイ思ひ出になるんだろうか




どっちゃり
ダレているかと思しき
そのルックスとはウラハラに

境界明瞭の麺線を
そのまま啜り上げたり
アッチにつけ麺したり

こんな作法を味わえるのも
実は人生ラストなのではと
考えちゃイケナイことだらけ


そして
麺の大盛り分を
とりあえず堪能したら




インテグレーションさせるのも
マイルールだったりして

そーっとキメれば
「ますたに」よろしく
二層構造のポロサツだ




って
そーっとなんか
キメていられないぐらい




義務と興奮
渦中と坩堝の
真っただ中のオレだから




美味いじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!

「お疲れ様でした」なんて
オレのライフより長いこの店に
軽々しいことは言えないけれど





流行語大賞にも
もしラジー賞があるのだとしたら

近年のオレ的ノミネート
その筆頭は毎年変わらず

「再開発」

開発していたものは
実は「破壊」だったのではないかと

気付いたときには
いつだって遅すぎて






再開発は誰のためか―住民不在の都市再生
日本経済評論社


今そこにあるバブル (日経プレミアシリーズ)
日本経済新聞出版社


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