まるぞう備忘録

無題のドキュメント

多重層。神武伝説。

2013-11-01 11:03:58 | 多重層

旧約聖書に残っているモーゼの出エジプト記は

年代的に謎が多いです。

この出エジプト記はイスラム伝承にも残っています。

エジプトからイスラエルのカナンまでは、

そう遠い距離ではないのに、

なぜ何十年もかかっても辿り着かなかったのか。

モーゼはイスラエルのカナンではなく、

極東のカナンを目指したのであろうと思います。

当時の旅程では中東から日本までは、

およそ10年ぐらいで辿り着けたようです。

モーゼはヤハウェの啓示を受けて、

十戒を刻んだ石板を極東のエデンまで運んだのでしょう。

しかし残念ながら

イスラエルのカナンには帰り着くことはありませんでした。

モーゼが埋葬されたという石川県の能登半島のそばには

今でもカナン(加南)と呼ばれる豊かな平野があります。



さて代わりにモーゼが託したのがヨシュアでした。

彼はモーゼの遺言どおりイスラエルのカナンに戻った

と、旧約聖書に記録が残っています。

ユダヤ民族がカナンを留守にした数百年の間、

他の民族がカナンに暮らしていたのです。

ヨシュアたちは彼らを武力で制圧し、

再び約束の地カナンに戻って来たのです。



当時ユダヤ民族は12の支族から成り立っていました。

ヨシュアを祖とするエフライム族もその一つです。

エフライム族やガド族など北イスラエル王国を形成していた

10の支族はアッシリアに攻め込まれたあと、

歴史の表舞台から忽然と消えてしまいます。

「失われた10支族」と呼ばれています。



されこのエフライム族ですが、

彼らの出自は日本の神話と奇妙な一致点があります。



ヤコブ(ニニギノミコト)は、

イスラエル民族(天孫民族)の父祖とされています。

ヤコブ(ニニギノミコト)は美女ラケル(コノハナサクヤヒメ)に

恋して彼女を妻にしようとします。

彼女の父は姉レア(イワナガヒメ)も妻にしてやってくれと頼みますが、

ヤコブ(ニニギノミコト)は姉レア(イワナガヒメ)を遠ざけます。

ヤコブ(ニニギノミコト)は妻ラケル(コノハナサクヤヒメ)との間に

ヨセフ(ホオリノミコト=山幸彦)を授かりますが、

彼は兄達(ホテリノミコト=海幸彦)に苛められ、

エジプトに奴隷として売られてしまいます。 

その後、彼はエジプトの宰相の地位まで上りつめ権力を持ち、

兄達が凶作に苦しみエジプトに来た時に、兄達を赦します。

ヨセフ(ホオリノミコト=山幸彦)は、

エジプトの祭司(海神)の娘(トヨタマヒメ)を妻にし、

その間にエフライム(ウガヤフキアエズ)を授かります。 

エフライム(ウガヤフキアエズ)には4人の息子が生まれ、

2番目と3番目の子は早死にし、4番目の息子として

ヨシュア(イワレヒコノミコト=神武天皇)が生まれます。

ヨシュア(神武天皇)はイスラエル民族(ヤマト民族)を率いて、

カナンの地を征服(東征)しました。 



つづく





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