まるぞう備忘録

無題のドキュメント

多重層。三つ目の啓示。

2013-11-15 10:18:51 | 多重層

たまたま昨日の朝「聖イッサ伝」のサイトを見つけました。

その内容は大変興味深いものでした。

今回の「多重層」シリーズで、自分なりにユダヤ民族像、イエス・キリスト像などを紡いでいたのでたが、

この「聖イッサ伝」は、それでも私の中に残る疑問の答えを示唆してくれるものでした。

「聖イッサ伝」はチベットに保管されていたため、キリストの死後教会による編纂という汚染を免れた貴重な資料であります。

魔王の子ではない、光の子の方のイエス・キリストの幼年時代や、仏教やゾロアスター教との関係が述べられています。



この宇宙は光と陰が2本の螺旋のようにお互い絡みながら紡いでいく壮大な織物であります。

私たち人間一人一人は自らの中に光と陰を持ち、生きている短い時間に光の糸を紡ぐ挑戦をしています。

光だけでは紡げません。陰との対比があって光を紡ぐことができます。

もちろんこの現実界で陰に堕ちてしまえば、光を紡ぐ(=良心の具現化)ことから遠ざかります。



一つ目の啓示として人類の自我にこの光と陰の仕組みが開示されました。

陰としての我欲に溺れた人生では死後後悔しますよ。

私たちは光を紡ぐ挑戦に生まれてきました。

表面人生だけの、損得や勝ち負けやご利益にまどわされてはいけません。

なぜ善悪があるのか、なぜ光と陰があるのか。その知恵が一つ目の啓示です。

ここ数千年の人類の歴史ではゾロアスターによって明かされました。



二つ目の啓示は善悪を越えた母性です。

この世界が光と陰の絡み合いで成立していることを知ることは大切でありました。

しかし自我が自分の環境を光と陰に区別することは新たなる魔の隙間を生みました。

私が光である。相手は闇である。その対立自身が自分を闇に引きずります。

非常に巧妙な悪魔の誘惑であります。

ですから相手を闇と非難するのではなく、闇ごと愛して受け入れなさい。

という光の母性が二つ目の啓示です。

これは釈尊からイエスへと続く太陽(母性)のメッセンジャーによってもたらされました。

聖イッサ伝に残るイエスと仏教の繋がりはとても興味深いです。

一つ目のゾロアスターの啓示のあと、光の母性を伝えた釈尊は、アーナンダに看取られ天寿を全うしました。

しかしイエスは人々の悪魔を抱き参らせるために、ユダを残し十字架にかかりました。

この釈尊とイエスの対比も示唆的です。

その後の人類の魂の進化の方向を決めました。

無実の罪と迫害という雛形が、人類の手によって置かれました。



三つ目の啓示は、教祖や預言者の言葉ではなく、一人一人の中にいる良心の声に従うべきである。という啓示です。

これは今私たちに試されています。

いくら神の声を伝えるメッセンジャーが遣わされても、彼の死後しばらくすると、人々は自分の内なる良心の声ではなく、

編集され追記され解説された手垢のついた言葉を崇拝することになるからです。

従ってこの三つ目の啓示の時代は、特定個人の預言者や救世主や教祖があらわれることはありません。

私たち一人一人の心の中に現れ始めているのが、この今のステージであります。



つづく


PS,
昨日の記事は私の手違いで公開保留のまま保存されていました。
先ほどアップいたしましたので、こちらも合わせてご覧下さい。。





おひさま、ありがとうございます。