まるぞう備忘録

無題のドキュメント

梅干し日記。 熟した梅の入手が一番大変だった。

2020-08-24 08:16:17 | まるぞうレシピ


 梅干しを作るにあたり原料の梅をどうやって入手するか。やはり通販で買うしかないかね。通販サイトに「予約受付中」とある。

「時期になればスーパーで出るわよ」とヨメがいいます。

「ええ?うちの近所のスーパーでも出るかしらね。」

「多分出るでしょ。時期になればどこでも売り出すものなの。」

 そうなのか。近所のスーパーで購入できるなら、送料がかからないだけそちらがお得か。



人生の振り子。

 ヨメはまだ保育士の仕事をする前。専業主婦&専業母親だった頃。梅干しや味噌や糠漬けを自家製で作っていたのでした。二十年近く昔のことです。
 あれから時は移り、ヨメは子育てを終えたあとは保育士として朝早くから夜遅くまで働き。一方私は週の大半は在宅勤務。毎日の食事作りは私の当番。今度は私が糠漬けや味噌や梅干し(だけでなく納豆まで)自家製で作る生活です。
 あの頃は家事も子育てもすっかりヨメに任せて、私は毎晩のように付き合いで呑んで帰る毎日でしたが、今は二人の生活が逆転している。おもしろい。人生とは振り子の如しです。

 梅干し師匠のヨメが「梅は時期が来ればスーパーで買えるわよ」という言葉を信じ、それからスーパーに行くたびに梅をチェックする日々が。そして果たしてとうとうその日が来ました。



6月16日

 とうとう念願の梅が買えました。奮発して2キロ買いました。やったど〜。隣に赤シソも売っていたのでこの梅が梅干し用の梅であること間違いなし。

「あら。買えたの。でも青梅じゃない。どうするの。このまま漬けるの?それでもいいけれど小梅みたく硬い梅干しになるわよ。」

「い、いや。青梅は数日置くと黄色に熟する。とネットで書いてあったから。」

「そうね。」



6月19日

「どう?ほら。だんだん黄色くなって来たよ」

「でも黒く傷んできたのも多いわね。これとこれはダメね。あとこれも。これも傷んでるから梅干しにならない。」

 そういって惜しげもなく黒ずみかけた梅干しを選別します。せっかく買えた梅でありますが、三分の一は使えないと判断されたのでした。

「そんなに使えないの?勿体無い。」

「仕方ないのよ。青梅を買うとこうなるの。だいたい青梅は梅干しを作る用ではなく、梅酒用なのよ。」

「ええ。そうなの。知らなかった〜。」


 とりあえず、無事に黄色くなった梅から瓶に仕込んで塩をふりかけます。せっかく大きな瓶を買ったのにスカスカで悲しい。



6月23日

 駅の反対側の八百屋さんで今度は完熟した黄色い梅を発見。1キロ追加購入。丁寧に洗ってヘタをとり、塩に漬け込みます。黒くなった青梅はこのまま置いておいても黄色く熟することはなさそうなので保存袋に入れて冷凍することに。



6月30日
 隣駅のスーパーで熟した黄色い梅を発見。迷わず購入。2キロ購入。どだ〜。これでどうやら梅を瓶で満たすことができそうです。梅に塩を振っておいただけなのに梅酢が出て来てタプタプ状態。ここに初日に青梅と一緒に買っておいた赤シソの袋詰を開封して瓶に詰めます。


 冷凍していた青梅は取り出し、保存袋に氷砂糖をいれて冷蔵庫に移します。これで青梅は梅シロップになります。



7月5日

 1週間後。氷砂糖が溶けて梅シロップの出来上がり。


 梅シロップは瓶に取り分けます。これがヨメの夏バテ防止用。貴重なシロップです。炭酸水で割って召し上がれ。


 残った梅はひたひたのお水で30分ほど煮詰めて梅ジャムにします。種はこそげ取ります。


 出来上がった梅ジャムは、瓶にいれて湯煎します。これで梅ジャムはしばらくは日持ちするでしょう。


 梅干しの方は。赤シソの色がゆっくり瓶全体に広がっています。これで梅雨明けの土用干しまでしばらく熟成です。しかしこのあと日本は長い長い梅雨に入るのでした。



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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カメムシ対策にしめ縄の木札だけでも近くに吊るしておくと来なくなるかもしれません。洗濯物に干す時2m近くに掛けたらカメムシが洗濯物や布団に付かなくなりました。ただ木札が汚れたらまた捨てる方がいいです。情報までm(__)m

→ 情報ありがとうございます。ただ今回は大豆もトウモロコシもほとんど(カメムシ含む)害虫の被害はありませんでした。多分
・雑草半分、作物半分にしていたこと
・肥料はほとんど与えなかったこと
でないかと思います。

自然の野原では虫たちは雑草を食べて生きているわけです。だから畑の半分が雑草なら、作物は虫の被害に遭いにくい。
また虫が特に標的にするのは肥料がたっぷり与えられたメタボ作物です。虫たちは自分たちの食欲とは別に「自然界のバランスをとる」という使命感から、メタボ作物を一生懸命消費して土に戻そうとしている。という仮説です。

ただし現代人の食糧維持として、このように効率よく栽培されるメタボ作物は必要です。このためメタボ作物を虫(自然の摂理)から守るためには、手間をかけてビニールハウスで守るか、農薬で守るしかありません。私達現代人の胃袋はそうやって満たされているのです。農家の方々に感謝です。

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いろんな人と会話するのが好きなのですが、たまに後味の悪い人がいます。長年の知人なのですが、どうしたら良いでしょうか?

→ そこにいない人の陰口ならば、同調しない。否定も肯定もせず「・・・」という感じで大人の対応。
自分に嘘をついて無理に相手に合わせる必要はありませんが、そういう相手は議論をするのも百害あって一利なし。
大人の微笑みで「・・・」と当たり障りなく距離を置くのはいかがでしょう。

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味噌に関心があり。野菜海藻味噌を作ったのです。ご飯と味噌で美味しいとわかりました。野菜の奥深さを思う今日この頃です。

→ 素食は美味しいです。ありがとうございます。

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