まるぞう備忘録

無題のドキュメント

コロナ感染の記録2。

2022-11-29 12:15:39 | 今日のひとり言

コロナ感染の記録の補足です。


前回までのあらすじ。

0日目。
 悪寒の予感。

1日目。
 午後から38.0℃の発熱。夕方抗原検査を行うと陽性。自宅内隔離。

2日目。
 一晩たった朝、平熱に戻っていた。36.2℃。
 頭は少しクラクラするが通常の風邪の病み上がりと同じ。発症は実質1日で治癒したと考えられる。

ヨメへの感染。
 それと対象的にヨメが夕方から発熱!。夜中に39.2℃まで上昇!。



3日目。
 ヨメ朝になっても38.8℃の熱。
 保育園から受診するように指示があったため、東京都発熱センターに電話をして相談。近所の発熱外来の病院を紹介してもらう。非常に丁寧で応対でしたよ。
 病院に電話すると16時に来て欲しいということ。

 熱を下げるために麻黄湯を8時、10時、12時と3回服用してもらう。とにかく発汗を促すことで解熱させるので、発汗するまではこのペースでということであったため。

 15時半。ヨメが病院に行く準備。体温を測ると37.5℃まで下がっている。やった。さすが麻黄湯だね。

 病院に出掛けるヨメに私も付き添うと言うと「何言ってんの!あなた陽性で自宅待機で外に出ちゃいけないんだよ!ちゃんと自覚持ってよ!」と怒られる。すみません。
 でも、ヨメは体力消耗して(一晩39℃の熱だったからね〜)とても一人で歩ける状態ではない。

 自宅療養は不要不急の外出はNGだけど、これは緊急必要な付添でしょう。それに病院ならそもそも陽性の患者さんもいる前提でしょう。

 ということでゆっくり歩くヨメの更に数メートル後ろを私が静かに付いていく。いつもならすぐ着く駅前なのに、この時のヨメにものすごく遠く感じたことでしょう。



病院での質疑応答。

 発熱外来なので、病院ではインターホンで呼び出します。
 看護婦さんが出てきて簡単な事情を聞いた後、私を見て「ご主人も陽性なんですよね。(何で付いてきてんの?外出しちゃ駄目でしょ!)」という目つきでギロリと睨まれたので、「あの、私こちらで待っています。」と外の非常階段の踊り場に出ました。

 看護婦さんは、発熱問診票をヨメに手渡してこれに記入してと手渡しますが、ヨメは受け取る気力もないようです。もう意識が朦朧としているようです。

「あの私がその問診票書きます」と申し出ると、看護婦さんはしばらく考えて「じゃあ、旦那さんも入ってきていいです」と渋々認めてくれました。

 発熱外来の一室は他の受診者とは隔離された場所でした。部屋の窓があけられ、空気清浄機とサーキュレーターが置かれ常に空気が循環しているようになっています。そして受診者と先生の間には厚手のビニールシートで仕切られています。

 ヨメの分の問診票を書いて看護婦さんに手渡すと、先生が来るまでそこで待機するように言われます。
 ヨメはもう椅子に座っているのも辛く、床の上でかがみ込んでいます。

 背中をさすると肩甲骨の下あたりがガチガチにこわばっていました。
 ヨメは緊張しやすい体質で、ストレスが重なるとこの右の肩甲骨付近がこわばる。その結果血流が悪くなってひどい頭痛となるのです。

 肉体的にも精神的にも相当大きなストレスがかかっているということなのだと思います。



 だいぶ待ったでしょうか。女医さんが現れます。問診票を見ながらヨメにいくつか質問をしますが、うずくまったまま首を縦に振るか横にしか振れないので、発熱時期や温度、体調の変化の時期など代わりに答えます。

 続いて問診票をみながら女医さんが質問します。
「で、ワクチンは・・・未接種?打ってないんですか?」
「はい。」

 しばらく沈黙。

「ご主人は?ご主人のワクチンは?」
「はい。打ってません。」

 しばらく沈黙。

「なぜ打ってないのですか?何か理由でも?」
「はい。私も妻も基礎疾患を持たないの・・」
「はい。わかりました(ピシャ)」

 私が付き添いに来た2つ目の理由はこれでした。



 女医さんは問診票を進めます。
「職業は・・と。保育士。保育士?保育士なのに打ってないの(アキレタという女医さんの表情の声)」と聴こえるように独り言を仰っております。これが私が付き添った理由です。



 熱を計ると38.5℃でした。家を出る時は37.5℃まで下がっていたはずでしたが、計り方が間違っていたのか、歩いている途中で悪化したのか。

「解熱剤は飲んでないのですか?」
「はい。朝と昼、麻黄湯を」
「麻黄湯・・・(それは解熱剤じゃないつううの!という女医さんの表情の声)熱が出ている場合は、解熱剤を服用して来てくださいって、ちゃんと発熱外来のメールに書いてありましたよね。」
と女医さんが私を本格的に睨みつけます。

 そうかそんなことが書いてあったのか。ヨメに届いたメール私もきちんと読んでおけば良かったか。
 でも麻黄湯で37.5℃まで下がったし、麻黄湯と解熱剤は時間を開けた方がいいので、結局解熱剤は飲ませなかったでしょう。と思いつつ。女医さんが私を睨んでいるので、私は「申し訳ありません」と頭を深く下げました。


「で、ご主人も陽性だった」
「はい。初日は38℃まで熱は上がりましたが、翌日は平熱・・」
「ご自分で検査したの?」
「はい。自分で抗原検査キッ・・・」
「病院は?」
「いいえ、行ってません」
「薬は?」
「特に何も」

 女医さんは驚きの目で私を凝視しています。こいつは病院にもいかず処方薬も持たない。きっと女医さんにとっては、私は未開の土人がそのまま街に降りてきたように映ったかもしれません。

「都への届出は?(どうせこいつはそんなことはしてないだろうな。もししてなかったら、一括してやるぞ。ほら答えてみという女医さんの表情の声)」
「はい。しました。東京都の陽性者登録セン・・・」
「はい。わかりました(ピシャリ)」



 抗原検査の結果ヨメは陽性でした。もう自動的に保育園を休む期間がが設定されることとなります。

「薬は処方します。だけど解熱薬ぐらいしか処方できないです。」
(はい。知ってます。という私の心の声。)

 診断と処方が終わりました。ヨメはもう意識が朦朧としてうずくまっていたので、私と女医さんの会話は全く記憶にないことでしょう。

「ありがとうございました。」
 部屋を出ていく女医さんに私は深々頭を下げましたが、女医さんは一瞥もくれずに部屋を後にしました。



親切な薬局の方。

 帰宅するとヨメには普段服用しているイブプロフェン頭痛薬を飲んでもらいました。解熱効果もあります。
 処方された薬は、近所の薬局から届けてもらうことになりました。薬剤師の方はとても丁寧に、処方された薬の解説をしてくださいました。

 女医さんは、解熱剤の他にいろいろ山程処方してくださったようです。それらの薬は無料ということでした。ただ配達員の方に配達料660円がかかるということでした。

 夜遅く薬は届きましたが、もうヨメは泥のように眠っていました。



4日目。
 ヨメの今朝の体温は37.1℃。
 解熱剤の効果は切れているはずなので、もう山は越したようです。ただ微熱が残っていることと、ぐったりしているので、数日は暖かく安静にという状態でしょうか。
 今回の風邪を機にゆっくり身体が休めるといいなと思います。まさに「風邪の効用(by 野口晴哉氏)」でしょうか。

 今回の件で思うのは、2年半前の初期の頃のCovid19と異なる、弱毒化している印象です。日本は例外として、世界的にはもう「普通の風邪」扱いになっている理由がわかった気がいたしました。

 ただ今回の感染は私の生活の油断から来たと思います。これは反省点です。
 どなたも風邪など召しませんように、お気をつけてください。

 少しでもどなたかのお役に立つかもしれませんので、今回の経緯をここに記録に残します。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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いくら忙しい時期だからと言って、まるぞうさんの奥様がそのような考えをお持ちとは思えないので私の誤解かなと思っていますが気になりました。

→ それだけ保育園のプレッシャーがきついということ。特に未接種なのに(=やることもちゃんとやらずに)結局感染して1週間も休むなんて。と(直接口には出さないけど)皆から思われる可能性があるということのようです。

その点に関してはヨメには本当に申し訳ないなと思っております。

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実のところ「絶対に負けられない(感染できない)」という思いが一番効いているかもしれません…。

→ それは正しいと思います。
私は油断があったと思います。反省すべきです。

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自分自身の傾向として、ですが。
体調が悪いときは、悪夢を見ることが多い。
体調が悪いときは、寝汗をかくことが多い。
上記二点が最近続いてます。
職場内でも感染者と濃厚接触者が数名出ています。

→ 悪夢も昇華の一つと言われますし、寝汗も身体の解毒作用と思います。
とにかく悪寒がする時は、重ね着して暑く厚くして寝る。汗かきづらい人は、数時間起きに麻黄湯を服用して、とにかく発汗させる。は私の身体にはとても良い効果でした。

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駆虫薬と飲むならば通常大人は一度だけ5錠を服用するですが

→ はい。私は箱に記載の通りに服用しています。

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さつまいもちゃんについて質問です。
いつ頃掘り上げますか?
実家の庭のさつまいもも葉っぱわんさかですが
いもは最後の楽しみと思ってまだ掘っていません。
放置したら新しい芽が出ると思うので
一部はそのまま放置の計画を考えています。

→ 葉柄と葉を食べ尽くした頃か、1回目の霜が下りた時か。その早い方になります。

霜が降りるとサツマイモが傷むからです。それまでは葉が光合成をしてお芋さんに養分が蓄積されるので。ずっと掘らないで起きます。

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私も先週からコロナにかかってます。
1日目 足腰の痛み 39.9℃
2日目 38.6℃
3日目 激しい喉の痛み 解熱
4日目 激しい喉の痛み
5日目 激しい喉の痛み
6日目 喉の痛みが緩和
7日目 喘息っぽい咳
ワクチン、服薬は一切しませんでした。

→ 情報ありがとうございます。お大事になさってください。

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まだこれからはわかりませんが、私だけ発熱しなかったのが皆、不思議のようです。
経験したことのない喉の痛みから、感染はしたと思います。
駆虫薬によってウィルスの増殖が抑えられたのだと思っています。

→ 私達夫婦も初期に駆虫薬を飲んだことが軽症の理由であるかもしれません。ありがたいことです。

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今、それから4ヶ月ほど経ちますが、何だか体の奥が蝕まれてる?ような感触が始まっています。今のところ何も発病していないようですが、体の声に耳を傾けて、血栓対策と出血対策をバランスよく食事などの生活習慣で事前に対処したいと思います。

→ 私は今の変異株に感染したことは、塞翁が馬になるかも。などと考えております。

インドの駆虫薬はご指摘のように以前のようには安心して購入できないかも。買えても品質が変わっているかも。なので本当は国産の駆虫薬が服用できたら良かったのですが。少し残念です。

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無理なさらず、ちゃんと回復されてくださいね。風は熱が下がったあとが大切ですから。

→ ありがとうございます。大丈夫です

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ご紹介の映画RRRはプライムでは今はみることできないのでしょうか?題名がRRRなのでしょうか?検索してもでてこないのですが教えていただけませんか。

→ RRRはまだ新しいのでAmazon含めどの配信サービスもやっていません。観るなら映画館ですね。
上映スケジュール:https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=RRR

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まるぞうさんの感染経路はどこだったんですか?

→ それがわからないのです。

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まるぞうさん在宅業務なのによく流感や怪我されますね。

→ 「よく流感と怪我」ってどのことでしょうか?心当たりがないので教えて頂けますか?

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今、心配しているのは、髪が抜けている子どもが数人居るのです。ワクしている子どももいますから、脱毛がそのせいか不明なのですがね。

→ 心配はありますが、静かに観ていきたいです。

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まるぞうさん、こんばんは。わたしがコロナ感染した時におもったことは、なんだか身体がスッキリしたでした。それだけ身体も休みたかったんだと思いつつ、医療従事者側でありながらワクチン2回から様子見てみますと言ってるので、ひとりだけ変わり者扱いです。区別はすると間接的に言ってました。そろそろ自分の精神が保つのかなぁなんて思いながら、美味しい夕飯食べるためがんばろーって震え立たせてます。ワクチンで人の関わりも二分化になる現実はとても悲しいです。

→ 「風邪の効用」は間違いなくあると思います。今日書いた記事は何人かの人の支えになりますように。と。

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喉の痛みや鼻の状態は如何ですか?経過をお聞かせ頂ければと思います。

→ 喉の痛みは1日目だけです。鼻水もとくに出ません。ただ明け方ひどい咳になります。ちょうど2019年末の謎の咳の時と似ています。

ただもし法律で自宅療養が義務付けられていなかったら、普通に出社していたと思いますし、自分が病み上がりというのは周囲の人は多分気づかないと思います。そのぐらいの回復レベルです。(基本は在宅ですが、週何日かは出勤日なので)

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主治医は病院に来ず過ごしたことに不満顔でしたが、発熱外来は必ず車で来いとか、予約は午前中のみ、連休は休診などタイミング悪かったら簡単に受診できません。また主治医は病院外の階段踊場での検査、その上陽性者には逃げ腰で聴診器すらあてない対応、軽症なら無理に受診しなくてもいいかなと思いました。もちろん症状が重い場合は受診すべきですが。
罹患して思ったのは、主治医は当てにならない、結局自分の体は自分で守ることという当たり前のことでした。
久しぶりに寝込み、子供の頃インフルエンザに罹った時のことを思い出しました。

→ 今回の女医さんとの会話は私も本当にいろいろ勉強になりました。

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それと、数日前に録画をみてオキシメルというものが気になっています。
「あしたも晴れ!人生レシピ(発酵ライフ!健康で豊かな食卓に)」Eテレ放送済み
講師として東京農業大学醸造学科教授・前橋健二さん( 調味料を中心に発酵の仕組みなどを研究 )が普段から取り入れている発酵食のひとつとして紹介。医学の父ヒポクラテスがよく利用していた、風邪でも呼吸器の病気なんでも治療して治していたそうです。
まだ検索途中ですが、作用の仕組みが分かる前橋さんの記事
・“普通の酢”にはない、「にごり酢」だけの嬉しい健康効果とは!
https://diamond.jp/articles/-/274161
オキシメル(先生の説明)
作り方…酢と はちみつを等量 混ぜて 水で 20倍に薄める。 はちみつはあらかじめちょっと温めておくと混ざりやすい。
本当簡単ですが、これがちょうどいい酸味、軽い本当酸味なんですけどももうごくごく飲めてとっても気持ちいい清涼飲料水のようで水代わりですね。
オキシメルってちょっと独特な名前ですが、調べたところ「医学の父と呼ばれるヒポクラテスが風邪でも呼吸器系の何か病気でも何でもオキシメルを飲ませて治療していた」ということを見つけ、作り方を再現してみた。酢の種類は黒酢、バルサミコ酢もとってもおいしいですね。何でもおいしいですね。
以上です。とっても穏やかで優しそうな雰囲気の方でした。

→ 本当に身体に良さそうですね。教えてくださってありがとうございます。

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あらまぁ!まるぞうさん、お大事になさって下さいね。
ブログ書き込みながら臥せってたのかー!知らなかったとはいえ毎日のようにコメント投稿してたわ。。

→ どうぞ。いつでも変わらず投稿ください。よろしくお願いいたします。

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