まるぞう備忘録

無題のドキュメント

愛の言葉だけでは世界宗教にはならなかった。

2022-12-05 09:18:46 | 今日のひとり言


長い歴史で取捨選択されていった記録。

 イエス・キリストと呼ばれた方の生涯の記録はほとんど残っていません。
 正確には、いろいろな記録は残っていたらしいのですが、キリスト死後数百年という時間をかけて、都合の悪い記録は廃棄処分になっていった、長い長い歴史の結果です。

 新約聖書と呼ばれる何冊かの記録だけが我々が知ることの出来る情報です。

 死海写本など、歴史的な発見もあるかもしれません。しかしなぜか死海写本の解読は、当初の予想より遥かに遅々として進んでおりません。
 私の個人的な小説では、死海写本の内容も、全てが公になることは難しいかもな。と思っております。

 キリスト(やその周囲)はこうであって欲しいと多くの人の願いに沿っていれば公開されるでしょうが、その期待とは異なる事実が書かれていた場合は、公開されることは難しいでしょうから。



焚書から逃れた記録。

 ヒマラヤの山中に、イエス・キリストの失われた記録があった。というのが、聖イッサ伝です。1887年にロシア人ジャーナリストが、ラマ寺院で見せてもらったというイッサの記録伝でした。

 その記録は出版されると、世論からの猛攻撃を受けます。そしてこのロシア人ジャーナリストがでっち上げた偽書であったという結論で落ち着きました。

 それほど、この世の中にはそれを認めたくない方々が大勢いたということでしょう。

 その後、いろいろな人がこのイッサ伝の伝承を調べました。すると、同じ様な伝承が複数あることなども発見され、やはりイッサ伝は本物だったのでは。という主張も現在では支持されております。

「イエスの失われた十七年」立風書房刊
20年以上前に出版された本ですが、図書館によっては残っていることでしょう。

 この本を読んでも、やはり「イッサ伝は偽書だ」と思いたい方は偽書だと思うでしょうし、「イッサ伝は本物だ」と思いたい方は真実だと思うでしょう。



2000年前の愛の言葉。

 ただ私は、最初にイッサ伝を読んだ時から、イッサの語る内容は、非常に心の腑に落ちる言葉が多いと思いました。
 ただ、現在聖書として残るイエスの言葉には、この愛あるイッサの言葉は半分ぐらいしか残っていない。残りの半分は、人々の思考を縛る言葉に思えます。

 愛ある言葉だけでは世界に広がることが出来なかった。
 人を縛る言葉半分が付け加えられていくことが、世界宗教として多くの人に広まることに必要だったと考えると、本当に感慨深いです。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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まるぞうさんは、キリスト教の人に対して偏見を持ってらっしゃいません?

→ イエス・キリストの言葉はまるで二人の別の人格の人たちのことばのようです。

たとえばイッサ伝に残っているイッサの言葉は、弱い立場の人たちに注がれる愛情の眼差しの言葉で一貫しています。(一度聖イッサ伝を読むことをお勧めします)

しかし私たちが知る新約聖書のイエスの言葉は、半分はイッサの言葉と同じですが、残りの半分は全く違う人の言葉のようです。(一度マルコの福音書を読むことをお勧めします)

日本人の情緒を持っている方であれば、イッサ伝とマルコ福音書を読み比べると、私の「新約聖書は半分半分」という感想を肌感覚で理解されるのではないかと思います。


聖イッサ伝
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/jesukyo/fukuinnsyoco/gesatu_itussaden.htm

マルコの福音書
https://ja.wikisource.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%9B%B8_(%E5%8F%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3)#1:1

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畑と聞いて思い浮かぶのは、ミミズ。
見た目で気持ち悪がられたり(最近の某映画でも)散々な印象ですが、
ミミズがいない畑はいい土じゃないです、
とても良い働きをしてくれています。
見た目でだいぶ損してますが。。
適材適所で生かされる場があるのだなと、自然界の生物を見ていて感じます。

→ 生ゴミコンポストをすると、どこからともなくたくさんのミミズさんが集まって来ます。ミミズの腸内に棲息している微生物が、生ゴミ有機物を分解している。これはダンゴムシも同じ様です。腸内の微生物のおかげのようです。

微生物のフローラは神様の世界。という詩です。

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結局、奇跡とかなんだとか「そういうもんじゃねーな」と思ったし、「生きてること自体が奇跡なんじゃね?」と思えるようになったし、それってつまりは大自然とご先祖様のお陰なんだし、つまりは「神」とは、
「そういうもの」なんだな、と思ったし。

→ 同感です。コメントありがとうございます。

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情緒は騙されにくい...確かに。

ワクや世界情勢や陰謀論を含めて、頭のいい人ほど一見理屈が通ってさえいれば騙されやすい、というケースが私の周囲で多発しています。

土の菌の世界のような未知の働きや目に見えないものを「よくわからないままに」全方位的に信頼している態度(これ情緒も含む)と、一面でしか理解していない視野の狭さとの差なのかと私は考えています。

象を見たことのない人に、見た人がそれぞれの印象を告げるがてんでんばらばらの仏教の話と似たような状況...。

→ 柔らかさ=成熟さ。だと思います。

自分の中の神性を信じられるか。は自分の中の生命の神秘(免疫の仕組み)を信じられるかと似ていると思いました。

自分の心の神性=免疫。そんなものより、外から注入する抗体こそ、あなたとあなたの大切な人を守るのです。

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神様が心に座ってることを知らなくても知ってるんだと思うの。

→ 同感です。コメントありがとうございます。

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今は悲しいかな我が人生ですがどこか明るい性格がでてきちゃい悲壮感がない私、、、笑情緒にふれてこれからを学んでみます。

→ 大丈夫!

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