我想一個人映画美的blog

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パコと魔法の絵本/PACO and the Magical Book

2008-08-31 00:08:31 | 劇場&試写★6以上


主役のパコちゃん以外、ほぼ全員、キャラ濃っ個性豊かすぎる面々が詰まったおもちゃ箱
まるで、焼きそばとカレーと焼き肉とお寿司とチョコレートとエビフライと薔薇の花をごった煮した鍋みたい

どんな鍋じゃ。
そんな気持ちワルくないよ


『下妻物語』も面白かったし、『嫌われ松子の一生』なんて邦画では珍しく劇場で2度観ちゃったほど好きだし
その中島哲也監督の新作ということで楽しみにしてたの

今年は規模が縮小して上映本数もめっきり減った(邦画、洋画合わせてたったの7本)夏の映画の試写イベント
トーキョーシネマショーで今年はこれを観て来ました~。
親子向けの試写ということで、小学生くらいの子供たちもいっぱい


この『パコと魔法の絵本』は、2004年に上演された舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を映画化したもの。
一風変わった患者たちが入院している病院で、偏屈ワガママジジイの大貫たち大人が、
交通事故の後遺症で記憶が1日しかもたなくなってしまった少女・パコのために"忘れられない思い出"を残そうと奮闘する姿をCGたっぷりで描いている。


今回も、映像がすっごくキレイ
特に、毎回思うのが 空や花の映像その監督の美的センス、
今作でもいかんなく発揮されてて、これでもか!ってくらい派手に彩られてる

まんま、綺麗な絵本の1ページのよう。

小道具もすごい数用意されたというのが一目瞭然、大道具も美術のセットもすごいことになってて
シンプルの真逆でもうごっちゃごちゃ!


出てくるキャラ、揃いも揃って強烈でヘンなヤツばっか(笑)

偏屈じじい役の大貫は、役所広司って言われなきゃわかんない!

あれ?ひょっとしてサリーちゃんのパパ?!




途中から劇中劇があるので、役者たちは1人二役やってるようなもの。
(といってもかぶり物でやってる本格的なものではないけど)
これまでの中島監督作品に出演してきた俳優たちがちょこちょこと出て来たり。

『下妻』の土屋アンナもその一人。
可愛いナース?じゃなくって もうこの人にぴったりって感じのナース。


ほかにも、、、、


『松子』に出てた劇団ひとりもいたり。(いちばん濃くないキャラ☆)
『KILL BILL』で、ルーシー・リューにアタマ斬り跳ね飛ばされた國村隼がオカマだったり、、、、


妻夫木聡が自分を捨てて?すごいことになってたり、
小池栄子もスゴすぎ。ガブッだって 

俳優たちの特殊メイクもスゴいです!

ほかにもコスプレ好きの変な医者上川隆也、名優加瀬亮は大貫の甥で小池栄子演じる雅美の夫、
完全にお笑い担当の阿部サダヲなど、、、、
あんまり載せると、、、、なので劇場で各自お確かめ下さい  (笑)

そして最後になっちゃったけど、

少女パコを演じたアヤカ・ウィルソンちゃんがめちゃくちゃ可愛い

ここ近年、記憶が持たないっていうのが題材になった映画が多い。
このパコちゃんは事故の後遺症で記憶が一日しか持たない。
記憶がたった1日しかもたないっていうのは、以前
アダム・サンドラーとドリュー・バリモアで『50回目のファーストキス』っていうのがあったな


6/10


とにかくおもちゃ箱をひっくり返したみたいな映画でした!
はじめの30分くらい、コントか?ってくらい、人物紹介にあたる部分が笑いをとるんだけど
ぜんぜん笑えなくて(笑いのツボが違う~、、、、
とくにわたしは阿部サダヲってどうもニガテで、彼の部分が最後までひとつも笑えなかった。

観ながら引いちゃうといか、冷めた目で観ちゃってた。
でもだんだんと、ワガママじじいがパコに優しくなっていくあたりから、引き込まれていった。
他人に自分の事を考えられるだけで腹が立つくらい誰にも全く心を開かなかった老人の大貫が、
入院している病院で1日しか記憶がもたない少女パコと出会った事で、徐々に冷酷な心を溶かされて
彼女の記憶を1日以上持たせるために皆を巻き込んで頑張るという流れが、素直にいいお話だな~って思えた。

ただ笑いの部分が今回はわたしにはいまいち合わなかったのと
後半のお芝居シーンでキャストがCGのキャラに入れ替わったりするのは
3DフルCGキャラと実写の融合は日本映画で史上初らしいんだけど、
そこはほんとに必要だったかなー。と思えちゃった。(単にわたしが好みじゃないだけかもだけど)


ちょっとだったら良かったのかも★
パコの幻想(想像)としてのあのCGキャラだったら納得だったけど
最後の最後まで出て来たのはちょっと使いすぎかなぁ、、、、。(ほんと勝手な意見だけど)

あと、音楽は『松子』の時ほどふんだんには劇中で使われなかったみたい。
『松子』のサントラはすごくお気に入りで今でも時々聴いてるくらいなの
木村カエラは今回も起用されてて本人、もカメオ出演。&主題歌。


子供も笑うシーンで沢山笑っていたし、絵本を読み聞かせるみたいに引き込まれるお話だと思うから
是非親子で観て欲しい1本

あー、でもわたしは断然『嫌われ松子の一生』の方が好き
松子』また観たくなっちゃったな~



公式サイト
パコと魔法の絵本  2008年 日本   105min
9月13日より、全国ロードショー 




中島哲也監督、次回は来年お正月公開の「ララピポ」で脚本を担当!
出演は成宮寛貴と村上知子(森三中)




映画ブログランキング、最近YOUTube系 無料動画サイトばかりですぅ、、、
押しやられてきちゃいました
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