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ダイアリー・オブ・ザ・デッド/GEORGE A.ROMERO'S DIARYof theDEAD

2008-10-28 13:30:25 | 劇場&試写★6以上
ここ数年、ゾンビも多様化。
ペットになったりストリッパーになったり3D(←これ失敗)になったり。
そんな中、ゾンビ映画の第一人者、ジョージ・A・ロメロ監督/脚本の傑作いよいよ日本上陸


ゾンビの夢まで観ちゃうほど自他共に認めるゾンビ好きのmigですが(笑)
こちら去年のトロント映画祭で上映され、大絶賛を浴びたゾンビの本家?ロメロ最新作。

字幕なしで観たため、細かい意味までは分からず普通評価にしちゃってたけど
今回来月公開を前に行われた試写で改めて観て来てただのゾンビ映画ではないと再確認

なんだ、ゾンビ映画か。と思ったアナタ!ちょっと待った!

ゾンビ映画と言えば、もうやること?は決まってて、
死人が蘇る。
    
かじられた人もゾンビに。
    
続々増えてくゾンビ。
    
逃げ惑う人、または戦う人。
    
頭撃てば即死
    
家族、友人愛する人がゾンビ化したら、情け容赦なく殺す。
    
生き残れるかのサバイバル。


というのがお決まりのコースでワンパターンになりがち。

トロピックサンダー』では、俳優たちが戦争映画撮影してたらそこはホンモノの戦場だった。
こちら、学生がホラー映画撮影してたらそこにホンモノのゾンビが!!






といっても『ゾンビーノ』みたいなコメディではもちろんなく。
単なる娯楽映画ではない。
ロメロがこの作品で現代社会に警鐘を鳴らす

インターネットの普及に伴って一般の個人が発信する情報があふれている昨今、
YouTubeやmy space、blogなどで誰でも簡単に視聴側から発信する側になれる。
メディアなどは事件を大袈裟に騒ぎ立て、模倣犯を逆に増やしてしまったり
嘘の情報、間違った情報もあっと言う間に広まってしまう恐ろしい世の中。
そんな現代では、真実を報道して世に伝えるのはある意味困難とも言える。

人間が人間を簡単に殺してしまうゾンビ映画だけど
もともと死んでるからといって、暇つぶしにまるで狩りのように
人間を殺すひとたち。。。
一番恐ろしいのは私たち人間。



字幕なしで観てた時はそんな
ゾンビ映画で人間の愚かさ、まで描いてたとは気づかなかった~。
改めてこの映画の深さがわかりました(大袈裟?でもホント☆)


8/10


大学の卒業制作として、山奥でホラー映画を撮っていた学生グループ。
そこにラジオから衝撃のニュースが。
「世界各地で死者が蘇っています...!」
その後、行く先々でゾンビに遭遇、ただならぬ状況の中、
この惨劇の真実を後世に遺すために、と必死でビデオカメラ片手にゾンビに立ち向かう、、、。




この作品で採用したのは、P.O.Vポイントオブビュー(主観撮影)といって
手持ちカメラによる撮影方式。
有名なところで『ブレア・ウィッチプロジェクト』
最近では『クローバーフィールド』もこの手法だったけど
まるでその場にいる感覚迫力が違う。
とびだすゾンビ3Dよりよっぽど臨場感も立体感もある
是非、劇場でこの恐怖を体感して欲しいな。
(※でも去年一緒に観てたyueがカメラ酔いしたって言ってた。酔いやすい人は要注意です)

そうそう、『クローバーフィールド』でも
突然のありえない状況を、必死で一般人がカメラに収めた映像を使用してるけど本作も同じ。(制作はこちらが先)

友達がゾンビに襲われてても、撮影し続け、
自分に迫って来ても死ぬ思いでカメラを回し続ける姿が 笑えるんだけどその使命感、スゴすぎです


ロメロの前作『ランド・オブ・ザ・デッド』では有名俳優を起用したり進化したゾンビが登場してたけど、
今回は原点に戻り、当初のポピュラーな?ゾンビ。
キャストは知らない人ばかりだし、どこまでもインディペンデントっぽい作りがイイ。


【追記】前回観賞後、たくさんのロメロの友人たち(そうそうたるメンツ!)が実はこっそり出てたのを知って
次観る時はじっくりチェックしなきゃ!って思ってたのに、
日本公開が1年も後になったのですっかり忘れてた~
しかも全然わかんなかった~。悔し~。また観なきゃ(笑)
その豪華なカメオとも言うべき?人(まぎれてる人たち)は
スティーヴン・キング、クエンティン・タランティーノ、ウェス・クレイブン、
『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ、
ロメロの片腕として欠かせないトム・サヴィーニ、
『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』の主演、サイモン・ペッグ。




今後もロメロ監督には
新たなるゾンビワールドをみせていって欲しいナ、期待してます



公式サイト
GEORGE A.ROMERO'S DIARY OF THE DEAD    2007年  アメリカ   95min
11月15日より、ロードショー



2007年 9月、トロント映画祭にて。監督舞台挨拶の風景。
席がsold outの為、わたしたちが観たのは残念ながら別の日だったけど
この日は相当な盛り上りだったよう。
その様子は去年のレビューにちょこっと載せてます♪
☆2007年、1度目鑑賞レビュー☆

この後、DVDも購入しやっぱり面白かった~







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