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Flowers -フラワーズ-

2010-05-11 16:02:00 | 劇場&試写★6以上

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蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子
全員が主演で1本撮れる現代の6大女優競演

競演とは言っても、全員が揃うようなシーンはないけど。

マスコミ試写を頂いたので、ゆきえちゃん誘って朝から行ってきた★
夜には舞台挨拶もあったんだけどそちらは仕事で行けなくて残念



このメンバー、気付く人も多いでしょうがあの資生堂「TSUBAKI」のCMの女優陣。
それがきっかけということで、そこにスポットを当てた華やかな映画ってことなのかと思っていたら
椿CMに便乗して話題性で作ったというだけというのとも違う、
チープな感じじゃない、意外にも?しっかりと作りこんだ作品だった



前知識全く入れずに観たので 
別の時代ごと、6人の女優たちが一人18分くらいで撮ったオムニバス映画なんだと勝手に思ってたのでいい意味でそこは裏切られた感じ。

1936 親が勝手に決めた結婚相手との結婚に踏み切れない女
1964 最愛の夫を失った悲しみから抜け出せない女
1969 プロポーズに戸惑う、男女平等じゃない時代にたくましく生きる女
1977 もう一人の子の出産をためらいながらも産む決心をする女
2009 大事な子との今を楽しみながら大切に生きる女
2009 破れた夢、予期せず授かった命にとまどう女
その時代時代を生きた女性たち。


それぞれの花びらが繋がり、ひとつの花となる構成.
昭和から平成に至るまでの三世代の女性たちを描いた群像劇。

監督は「タイヨウのうた」「ガチ☆ボーイ」の小泉徳宏。

女は花。美しく花開き 自分の色に染めあげながら、迷いもあれど自分の人生を歩んでゆく。


昭和11年、封建的な家長制度で生まれ育った凛は、親同士が決めた結婚を受け入れられず、花嫁姿のまま家を飛び出す。
時は過ぎ昭和30年、凛の長女・薫、次女・翠、三女・彗は高度経済成長のなか、たくましく成長していた。
そして平成の現在、彗の長女・奏は、平凡ながらも幸せな生活をおくる次女・佳を優しく見つめながら、人生の岐路に立たされていた。





      6/10(64点)



観た直後は正直、面白い!とは思わなくて ただ惹き込まれる作品ではあったという印象。
観てから1日経ってみて思い起こすと あの昭和の風景や色彩がなんだか懐かしい感じがしてこの作品の持つ雰囲気が好き。
そもそも面白いという作品でもない気がするし、泣ける、泣かせようという作品とも違う
押し付けがましさがないさりげなさが良かった
(実際には一般試写で泣いた方もいるよう)


意図的にかなりこだわったあとが見受けられる映像がまず素晴らしい
海や山、田園、竹やぶ、モノクロの桜、雨、雪、、、、そして花。椿も。
その風景、一瞬の自然の切り取りがすごく印象的だった。

時代ごとの特徴を活かした 画面の色調も 小津安次郎風?昭和の懐かしさ感じさせる白黒でゆったりとしたものから
(蒼井優ちゃん、か弱いながら意志が強い、でも奥ゆかしさあってぴったり!可愛かった~)

新宿の狭い劇場でいつの時代のいつまで流してんの!って毎回かかるたびツッコミたくなるCMのような、
古臭~い感じが楽しい田中麗奈の、当時珍しいキャリアウーマンのエピソード、
(長門裕之が、エロ小説のハゲおやじでこれまたぴったり!
コミカルでこのパートが一番好き★)

そして、いつまでも死別した夫を愛するがゆえ、同じ行動を繰り返す女
(まるで楳図さんの漫画を思わせた)も切なくなくて良かったな。
その夫には大沢たかお。列車のシーンでは、懐かしの容器に入った緑茶が!
(これ懐かしがるって年バレるよね 笑)

仲間由紀恵の芝居はほとんど予告編とかTVCMでしか観てないんだけど
あのわざとらしさが好きじゃないけどそれが彼女の持ち味?今回もいつもの仲間由紀恵という感じ。
そこが二人の母親というエピソードになんかしっくりこなくてわたし的にはいまひとつ。
夫役にイノッちこと井ノ原快彦なんだけど、
国分太一じゃなくてよかった チキンラーメンになっちゃう(笑)

あと同様に広末涼子もいつも何やってもあんな感じな気がする。
どうもいつも受け付けられないのよね~。

現代で広末演じる次女と、鈴木京香演じる姉。
姉は"おばさんだからフラレて"シングルマザーへの不安を抱える。
全体的にブルーのカラーで不安な印象を残すパート。

と、時代時代で特色ある撮影法を使っているのが見所のひとつだし、興味深い。
美術など制作には「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフ。


主題歌はDREAMS COME TRUE「ねぇ」
これは書き下ろしらしく、歌詞もリンクしてるんだけど
ドリカムが主題歌っていうイメージと、曲の感じがこの作品にイマイチあってなかったかな
現代的な力強い吉田美和の声、このしっとりした作品の雰囲気にあってなかったような。


若い人(って言い方イヤだけど)にはどうなのかな、
わたしは、なんだかすごく懐かしさも感じ面白くみられた部分も大きかったんだけど。

これだけの華やかな女優陣が出演なので、それを興味に男性が観てもいいだろうし、
オジさまは昭和時代に懐かしく感じるであろうし、
母親、娘。 女性にとくに観てもらいたい1本です


 公式サイト
Flowers    2010年  日本  
6月12日(土)より、ロードショー   110min


5/10昨日国際フォーラムで行われた完成披露試写&舞台挨拶にて。
華やか
蒼井優ちゃんは体調不良でお休みでした。



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