我想一個人映画美的blog

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川の底からこんにちは / SAWAKO DECIDES

2010-05-14 12:18:44 | 劇場&試写★6以上

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映画を観て、しじみのお味噌汁飲みたくなったのはじめて!  

本来なら、邦題観る本数は圧倒的に少ないわたしだったら何も知らずにスルーしちゃうような作品。
観た理由は二つ。
自主製作映画の登竜門とも言われる「ぴあ」が主催する映画祭、
先日わたしの弟、翔の監督作品が今年ノミネートされた。(7月開催)
ノミネート作品紹介
そこでの受賞者が長編脚本をプレゼンし、選ばれた一名がぴあのプロデュースにより
長編デビュー。これまで19本以上の作品が製作されてます。(ぴあスカラシップ)
その19回目の作品が本作。
そこで選ばれる作品とはどんなものなのかという期待と、
弟は去年観ていて良かったと言っていたのと、先に観たブロガーさん仲間の方も
プッシュしていたため興味が。

監督は「剥き出しにっぽん」「反逆次郎の恋」などで海外からも高い注目を集める石井裕也。
まだ1983年生まれと若い!


主人公は、田舎から上京して5年、OLとして働く佐和子。
今の彼は5人目、仕事も恋愛もうまくいかないなんとなくで過ごしてる。
そんな状況を「しようがないですよ」「どうせ私なんて中の下(げ)ですから」が口癖。
それが父親が病気で倒れたことで、急遽、実家のしじみ加工工場を手伝うことになり……。
というストーリー。


8/10(82点)


キャラクターの存在感が素晴らしい
ちょっとした脇役キャラ会社の同僚や


酔うと下品な叔父、岩松了
満島ひかりと並ぶと顔のデカさがますます。

その兄で、佐和子の父が志賀廣太郎。(かつらネタ最高)

えせエコ人間なバツイチ子持ちありの恋人、遠藤雅。
アナウンサーの安曇さんかと思った(笑)
こういうハッキリしない男、大キライ~!最低~。って思いながら観るのも楽しかった


その娘、相原綺羅も子供なのに無表情な感じが良かった


憎らしい幼馴染、
あとなんといっても、主演の満島ひかり
家にあるのにまだ観れてないDVDのひとつ「愛のむきだし」に主演。
わたしは本作が初見かと思ったら「デスノート」で月の妹役の子だったのね~

素朴で自然な素っぽさが最大の魅力。
ぽけーっと口開けて寝てる姿さえも可愛い。


そして、しじみ工場の図太いオバちゃん集団!
個人的にツボだったのはメガネのオバちゃん!

この人まわりで全部笑っちゃった。

初めは皆とてつもなくイヤミで感じ悪い嫌なオバはんたちで
男言葉、どこかのスケ番(死語)か?っていう口調なんだけど
初めに嫌なやつだったからこそ、あとで生きて来るその関係の変化の面白さ。
それもただ単にイヤなオバちゃんたちっていうんじゃなく、
彼女たちの旦那さんが皆、しじみ漁師で一生懸命とってきたしじみを安く買いとり
工場で加工するのはオバちゃんたちっていうのもあったり
もうひとつ明らかになるヒミツ(嫉妬)があったり複雑な事情?も。
それが後半なんか頼れるかあちゃん。みたいになってたとこも笑える。
差し入れでしじみ汁いっぱい作っちゃったから飲んでよ。
って鍋ごと持って来るオバちゃん。   あったかい

なんていうか、キャラもセリフも行動も、思いっきりベタなんだけど、
そこでひいちゃうか、笑うかのギリギリのところが巧い。
どこか人情味溢れててあたたかい。


よくいるいるこういう人!的にフツウっぽいのに、どこかヘンだったりして
際立ったキャラクター設定がお見事。

ちょこちょこ笑えて、ラスト近くには不覚にも泣いてしまった
お父さんのカツラの伏線がすごく効いてた。

展開的には読めるんだけど、それでもこの不景気の世の中に立ち向かおう!と頑張る姿には共感しちゃうんだよね。
あのしじみパックのオバちゃんと子供の写真のパッケージも最高☆
そういう細かい部分のこの監督のセンスが素晴らしく好きだな。

一番の見どころでもある社歌斉唱シーン。
ヤル気ゼロのオバちゃん集団の中、曲かける担当のおじちゃん一人でリズムとって歌ってたのもツボ。

しかし、初めと2度目では大きな変化が!



全てにやる気がなく、流されて生きて来た女、佐和子が
ある日、突然吹っ切れて開き直り立ち上がる!
起死回生第一弾として、歌を変える。
実際、ヒットのキッカケってちょっとしたアイディアチェンジによって生まれたりするんだよね
最後の最後の佐和子の行動、わたしはちょっとやりすぎじゃないかと思ったけど(笑)

そうそう、「人生 頑張るしかないんです!」
いやわたしだったら、「人生楽しんだもの勝ち!」かな (笑)

この作品の持つ魅力、キャラクターが生きてるせいで独特な味のあること。
笑えてほろりときて、楽しめる1本!
DVDになったらまた観たいな♪

あ~、今夜はぜったいシジミ汁作るゾ


上京して5年、仕事も恋愛もうまくいかず妥協した日々を送る佐和子は、父親が病で倒れたことから帰郷。
一人娘のため父が営むしじみ加工工場の後を継ぐことになるが、
従業員のおばさんたちには相手にされず、会社の経営も倒産寸前に追い込まれていた。
その上、一緒に工場の後継ぎになりたいと付いてきた恋人にまで浮気されてしまう。



公式サイト
川の底からこんにちは     2009年   日本   112min
5月1日より公開中~



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