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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を/ VENGEANCE

2010-05-20 00:32:30 | 劇場&試写★6以上

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フランス、香港合作、ジョニー・トー監督の新作



予備知識無しに鑑賞。
前作「エグザイル絆」が面白かったし。
オープニングからぶっ放してくれてビックリ。
今日は睡眠不足だったから、眠くなっちゃいそうだなぁっていう心配もなく
テンポも良いしどんどん惹き込まれる前半。
アンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュー
殺し屋3人組はジョニー・トー作品の常連たち。


+フランスのジョニー・アリディは、あちらでは超有名なシンガーでアクター(らしい)。
これまた渋い~。


記憶から、顔を忘れないように三人の顔を写真に収める。


今回はフランシス・ンが出てないのが個人的にはちょっと残念。


しかし、相変わらずカッコイイね、おっさんたち。
おデブで不細工なラム・シューでさえカッコ良く見える。(失礼)いや映像が青っぽいせいのまやかし?

フランスから家族を殺された娘の為に、コステロがやってくる。
その男に暗殺現場で居合わせた3人の殺し屋。
コステロから殺しの復讐を依頼され香港に向かった4人は、耳を負傷した男たちを探し出し、夜の森林を舞台に激しい銃撃戦を展開。
肩を負傷したコステロは、自らの秘密をクワイたちに明かす。
彼は20年前まで殺し屋で、過去の銃撃戦により脳に銃弾が残っていた。
そのため、定期的に記憶をなくしてしまっていた……。


冒頭で家族を失う女性、どこかでと思ったら
「サガン-悲しみよ こんにちは」で主演のシルヴィー・テステュー。
いや映画は観てないんだけど、ちょっと少年にも見える顔アップのDVDのジャケは散々目にしてたから 



6/10(64点)



とにかくやっぱり男たちがカッコイイ
前半で飛ばしてたわりに、中盤の銃撃戦になってからはそればっかりで失速。
脚本はけっこう甘かったかな。
とくに捻りがないストレートな復讐劇。
 主人公の男が記憶をなくしていくのに復讐に意味はあるのか?という問題提起?

なんかね、つっこみどころは色々とある。

何故、子供を殺したのに母親はちゃんと死んだか確認しないのかとか
偶然が重なりすぎるとか、
犯人を見つけるのが早過ぎ!とか、
一番つっこみたかったのが何故 わざわざ夜に妻と子供とバーベキュー大会、ちょうど3家族揃って森でやってるの!とか

でもそんなことはつっこまなくていいんです

やってることもいつものジョニー・トーな感じだけど雰囲気いいからいいんです

わたしが気に入ったのは、娘が買っておいた食材だからといって
3人に料理の腕を披露しパスタを皆で食べるシーン。

ここで、出逢ったばかりの3人の殺し屋が、ただのシェフだと思ってたコステロがただものじゃないと分かる。

目隠しして銃の組み立てどっちが早いか競争。
男臭い映画だけど、こんなシーンが入ってるところがユーモアあって好きだな。

でも言いたいことは意外とあまりない。(笑)

誰もが誰かの父親である、たとえ殺し屋でも。
というのが印象に残る1本でした~。


男臭い映画好きにオススメ。
タランティーノみたいなグロさはなし。

それと、ジョニー・トー作品好きな人は言うまでもなくもちろん必見

原題は「VENGEANCE」で復讐。(そのまんま)
しかしずいぶんとカッコイイ邦題付けちゃったもんだね(覚えにくい)



腕利きの殺し屋だった過去を持つフランス料理店オーナーのコステロ(ジョニー・アリディ)は、
最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされる。
単身マカオへ乗りこんだ彼は、異国の地で出会った3人の殺し屋たちと手を組み、娘の敵を討つことを誓う。
しかし、かつて頭に銃弾を受けたことのある彼は徐々に記憶を失い始めていた……。



公式サイト 
VENGEANCE  2009年    フランス=香港    108min
5月15日より、公開中~



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