我想一個人映画美的blog

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インセプション / INCEPTION

2010-07-16 13:31:03 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

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「バッドマン・ビギンズ」「ダークナイト」で新しいバットマンを生み出し絶賛を受けた
クリストファー・ノーラン監督の待望の最新作



日本から、渡辺謙も出演、それもかなりメインという事でも話題。
もちろん、期待してたし楽しみにしてた1本!
昨夜国際フォーラムで行われた大規模試写にはサプライズで、L.Aから帰国したばかりの謙さん舞台挨拶に登場で盛り上がりました。
「お友達にこの作品を説明するとき難しいと思います。それをうまく伝えて欲しい」というのが謙さんが私たちに課した任務。
それほどに難解

面白いは面白いけど、観た直後ひとくちで「ああ面白かった」という言葉は出ない、複雑な映画

観たあと、思い出しながら 整理しながら思うと うん、やっぱり面白かった♪
と言える。
内容を改めて考えるとそんな難しい話ではないかな?

その複雑に思える構成は、もしかしたら二度目観たときの方が面白く感じるかも。
観終えた後であれこれ話あえるのは、基本面白い映画。
(ダメすぎて語り合っちゃう場合もあるけど)


夢って不思議。誰もが見るもので、でもコントロールはきかないけど、起きている時のみたもの、感じたもの、
経験などが影響を受け深層心理でミックスされながら出来上がる。
劇中では、現実では5分が、夢の中では1時間にも感じると言ってた。
それほどに夢の中では時間の流れはゆっくりなんだね。
寝ている時の「夢」と現実との関係性にすごく興味がある。
だからこういう、夢と現実が混同してわからなくなる系の映画は大好き。


本作は、ノーラン監督が10年前から企画してたものらしい。
彼は、「目覚めている時の人生と、夢を見ている時の人生の関係について。
僕がいつも興味深いパラドックスだと思っているのは、怖くても楽しくても、風変わりなものでも 
夢の中では全てがその人自身の頭の中で創り出されるものだということで、その想像力が及ぶ力は凄いもの。
それを人間らしい次元にとどまりつつも、スケールの大きなアクション映画で描くことは出来ないか?」

というところから始まったという。うん、なるほどー。

そして、「メメント」から信頼を置いているクリエイターチームと、ノーラン作品常連の俳優達に
強力な俳優陣を新たに迎え、豪華キャストが実現


デュリープ・ラオだけ省かれてる


少しだけ内容把握してから観た方がより入っていきやすいかも。
と感じたので、簡単なストーリーとそれぞれの役割を整理してみた。


レオ=コブ 
人の夢の中に侵入し、アイディアを盗む。その特殊技能の為に、世界から追われる身で家に帰る事が出来ないでいる。
かつて愛する女性(妻)もいた。最愛の子どもたちの元に戻れるならどんなことでもしようとする。

ジョセフ・ゴードン・レヴィッド=アーサー
コブの長年のパートナーで信頼出来る存在。プランを細部に渡り詰めて動かす役。
昔「BRICK」が印象的、最近では「500日のサマー」での草食系BOY。
かなりの抜擢で今後も楽しみ。



エレン・ペイジ=アリドネ
夢の世界を創る上で重要な役割を担う、設計士は建築先行の優秀生徒から引き抜き。
この存在があることで、コブの考えを観客に伝えるパイプ役となる。
単館系の出演で評価されてきた印象の強いエレン・ペイジ。
演技力はお墨付きで、チームの中で唯一若いし、頭の切れる女の子ということで適任。


マリオン・コティヤール=モル
コブの最愛の女性。想いを引きづり続けるがゆえ、
幻影となりどこにでも現れる霊でもあり、ファムファタール的存在。
プライベートでもレオとはその演技力をお互いが大絶賛。


トム・ハーディ=イームス
夢の共有のベテラン。肉体を持つ人物を偽造するプロ。


渡辺謙=サイトー
斉藤なのに、英語式だからサイトーになるのかと思いきやホントにサイトー(笑)
富豪で大物実業家。ライバル会社を潰したいため、コブに依頼をする。
そしてそれを一緒に見届けたいが為、チームの一員となりミッションに参加。
ほぼ出ずっぱりで凄い、世界に誇れる日本の俳優!



ディリープ・ラオ=ユスフ
夢の世界を安定させる深い眠りをもたらす薬をつくる調合師。
「スペル」「アバター」など、最近話題作にひっぱりだこ。
この人の顔、なんかなごむ(笑)※写真ない


キリアン・マーフィー=ロバート・フィッシャー
死が近い父親の数十億の巨大企業を引き継ぐ予定だが、確執がある父子関係。
そこをコブたちに狙われるが。
ノーラン監督作品の常連、キリアンお久しぶりで嬉しい♪
この人の演技力も素晴らしい!



他には、トム・ベレンジャーに、「ユージュアルサスペクツ」でのコバヤシというのが忘れられないピート・ポスルスウェイト、
そしてノーラン作品常連の大御所、マイケル・ケイン。


名優揃い、最高のキャスティング



7/10(77点)



クライマックスから始まるかのような、冒頭は一体なにが起きてるんだろうと惹き付けられる。
三層構造でのラスト近くのリンクした見せ方、アクションが秀逸!


渡辺謙曰く「実際に殆どがそこにあった」というCGに頼らずリアル重視の映像と、
無重力に漂う人間、超スローモーションで飛び散る爆発物、
畳掛けるように傾倒して創り出した街のビジュアル!



夢か現実かを判別するためにそれぞれが持つ、コマ(トーテム)のアイディアも面白い☆
まわり続けていればどれは夢。倒れると現実。


それぞれのキャラの役割と、チームワークによって進むミッションから目が離せず、時間を感じさせない。

任務を遂行するアクションという中にも、コブの感情を盛り込み、
マリオンコティヤール演じる妻への想いも描かれてラブストーリー要素もあり。

そしてターゲットの大企業の息子と父親との件。
アクションの中にもそんな、人間の持つトラウマ的な部分も描いていた。
やっぱり公開したらもう1度くらい観てもいいかな。

この映像迫力はぜひとも劇場で


アイディアを"盗む"プロチームが、
アイディアを"植え付ける"不可能なミッション=インセプションを依頼。


他人の頭の中に侵入し、アイディアを盗むプロフェッショナル集団のリーダー、
コブは、冒頭ターゲットに気付かれるというミスを犯す。
依頼先から消される事を恐れて逃亡を計画したコブの前に、
サイトーが現れ、不可能なミッション、インセプションを依頼。
報酬は、犯罪歴を消し、子供達の待つ自宅、アメリカへ帰すこと。

ターゲットはサイトーのライバル会社の御曹司ロバート。
寝たきりの父を持ち、じきに継ぐことになっているロバートに
「父親が築いた巨大企業をつぶす」というアイディアを植え付けるのが任務。
必要なメンバーをスカウトし、それを見届けたいというサイトーと共に、

入るはロバートの頭の中。
彼の潜在意識に6人で入り込み、夢を共有してミッションを遂行、
だが、ロバートが盗みを防ぐ訓練を受けていたことでそう簡単にはいかない!
武装した男達に追われるが、強い薬のために目覚める事が出来ない6人!



ぼーっと観てると置いてかれる、集中し、頭を使って観る映画
そういう意味では、作品の出来不出来ではなく好みに分かれるかも。
わたしはこういうの、好きです

でも比べるものでもないけど、頭の中に入るという意味では「マルコヴィッチの穴」の方が好みだし傑作だとも思う☆

まだ色々書きたい事もあったけど、時間の問題と 長くなるのでこれ以上は
コメント欄でネタバレありでお話個々にしたいな。


 公式サイト
INCEPTION   2010年  アメリカ   148min
7月23日(金)ロードショー(17,18,19日は先行上映)








それでは皆さま、楽しい週末を、、、、


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