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アジャストメント / THE ADJUSTMENT BUREAU

2011-05-19 09:00:32 | 劇場&試写★6以上

 

 

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フィリップ・K・ディックの短編小説『調整班』を映像化したSF 

そのポスターとはイメージ違って、サスペンスというより実はラブストーリー!?

 

主演は、マット・ディモン。ターゲットはSFファンというより、「運命」という言葉が好きな女子向き

ほんとはスルー予定だったけど、思いがけず頂いたので試写にて鑑賞

 

 

「オーシャンズ12」や「ボーン・アルティメイタム」などの脚本家、ジョージ・ノルフィの初監督作。

ディック
原作の映画作品というと「ブレードランナー」(1982)や「トータル・リコール」(1990)

トムの「マイノリティ・リポート」、ベン&ユマの「ペイチェック」、キアヌの「スキャナー・ダークリー

近年では、ニコラスの「NEXT」がある。

観てて思い出したのは、ダニー・ボイル監督の「普通じゃない」と、その「NEXT

NEXTのSF的要素に、運命の相手は決まってる、「普通じゃない」的ニュアンスをほんのちょっとだけ加えたようなテイスト。

(あんなにコメディじゃないけど)

 

ヒアアフター」での似合わない霊能者も記憶に新しいマット。

今回は将来有望な若手政治家☆

なのに結構ヒマ人?で、偶然出会った美女を運命のひとと決めつけ、

偶然再会できたバスに3年間も乗り続けて次会えるのを待つくらい一途

 

原題の「THE ADJUSTMENT BUREAU」は調整局の意味。 

 

だけど、オチャメな感じで邦題「別れさせ屋」でよかったんじゃない?(ウソ)

 

美しい運命のひとは、「ガリバー旅行記」でお姫様を演じたばかりのエミリー・ブラント。

今度はバレエダンサー。

美しいです

そりゃ ひと目惚れもしちゃいます。

 

トイレで会った瞬間 お互いすぐにビビビときちゃったふたり

初めて会った数分後にもうキス

 

展開早っ!

 

 

というか、ストーリー的にはものすごく単純。

「運命」を感じて惹き合う二人を、 別れさせ屋、じゃなかった アジャストメント ビューロー="運命調整局"

のヤツらがやってきて、とことん妨害しようとする。

どっかで観たような

 

折角偶然見つけても、連絡先の番号もらっても、突然現れて邪魔していく。

 

ところが、そそっかしい調整員がミスをして 二人は再会、それをまた更に調整員の上司がなんとか

忘れさせようと操作、絶対結ばれない様に仕向けようとする。

 

 

観てて思うのが、何でそうまでしてくっつけたくないのか?

本人も当然それを質問する。

 

すごい陰謀が隠されてるのかと思いきや。

ーーーーー返ってきた答えは笑っちゃうくらい単純でした(笑)

 

 

この人、「SATC」シーズン3でキャリーと付き合っちゃう議員。

何度も観てる面白い回だからさすがにすぐ気付いちゃった☆

かれこれあれからは10年以上経ってるし老けたね~

その間にも「アイアンマン2」はじめ、いくつかの映画とドラマには出演してた、ジョン・スラッテリー。

 

 そしてこの大御所。

テレンス・スタンプも偉い人で登場☆この存在感

 

 

 

足遅そうだし、いや~何よりマット、帽子が似合わん~! 笑

ファンの人ゴメン

 

 

バレリーナのエリースに一目ぼれした政治家のデビッドは、決められた運命を逸脱しないよう世の中を監視している「アジャストメント・ビューロー(運命捜査 局)」に拉致されてしまう。

同局は、本来なら出会う運命にはないデビッドとエリースを引き離そうとするが、2人はその運命にあらがう。

 

 

 

6/10(60点)

 

 

 

期待もしてなかったし、退屈はしなかったしギリギリということで☆

NEXT観た時の感想と似た感じ。レビュー読み返したら SFだけどちょっぴりラブストーリー。

って同じこと書いてた。

でもあちらはニコちゃんだから笑わせてもらったし、それにけっこう嫌いじゃない。ジェシカ・ビールも可愛かったし。

 

こちら、マット・デイモンっていうのがちょっと違和感なのよね~(いや決して嫌いじゃないんだけど)

真面目すぎちゃって堅苦しい。女をひと目で落とさせるようなセクシーさ感じないし(マットゴメン)

 

「そこ、恋愛禁止~」

 

話もつっこみどころ多くて真面目にやってるようで実は可笑しい。

壮大な計画、陰謀があるのかと思ったら 大統領になれる玉だから恋なんかしてる場合じゃないの、

だからあの女とはヤメときなさい!どうせ別れるわ、時間の無駄よ!

なんて人の恋にとやかくいいなさんな~

運命かどうかなんて、自分で決めるんじゃ。

とにかく、自分の気持ちに正直に 止められても突き進むマット。(デヴィッド)

 

笑っちゃうのが、調整局のルール。

水に弱いとかで、雨の日や海の側なんかだと人間が有利だったり、

帽子が必要だったりと一体どういうとこからの発想それ (笑)

この黒人さん、アンソニー・マッキーがなかなか素敵。

 

ラストの方では、運命に逆らってまで強い力で結ばれてたから俺たち負け、太刀打ちできん。みたいな

八方塞がりで二人がキスをしたら運命の扉が開いて、ハイ、もう恋愛しても大丈夫~めでたしめでたし!

 

そんなてきとーな?理由のゆるいSFでした(映像がたまにSFってだけじゃ、、、、)

空間を移動出来る行く先々でのドアって、これまでもあったけど

なんだか「どこでもドア」って感じ。

それにしても話が急に3年後、、、、とか11ヶ月後、、、、とか

やけに時間かかった話だなぁ。

上映時間は2時間ないのでこれでちょうどいい感じ。

つっこみどころが面白かったので飽きずに観てたけど、周りには2人もイビキかいて寝てるオジサンが。

特別面白いってわけじゃないけど、デートとかにはいいかも。

もちろんマットファン、フィリップKディックファンもどうぞ

 

皆似合わないと思ったのか、そのシーンでは被ってたのにポスターでも帽子は外されてる

 

 

 公式サイト  

THE ADJUSTMENT BUREAU    2011年   アメリカ  106min

5月27日(金)よりロードショー

 

 

2011/2/14 NYプレミアにて

 

 

もちろん 妻、ルシアナさん同伴。マット、顔固まってる

 

 

 ミテネ