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マイ・ファニー・レディ/SHE'S FUNNY THAT WAY

2015-12-22 12:34:10 | 劇場&試写★6以上

 

 

片隅のスタジオで、先鋭のハリウッドスター・イザベラは、その成功への道のりについて記者からインタビューを受けていた。

高級コールガールをしていたことを天真爛漫に告白、お客として初めて会ったブロードウェイの演出家アーノルドから、

突然「君の将来のために三万ドルをプレゼントする」という奇妙な申し出を受けた日のことを語りだす―。

 

1973年「ペーパームーン」の名匠、ピーター・ボグダノヴィッチ監督 13年ぶりとなる最新作

なんと、プロデューサーとして

彼を敬愛する「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督、

「フランシス・ハ」のノア・バームバック監督が参加

オーウェンほか、キャストがほぼ全員好きだったので楽しみにしてました~

 

女優となった一人のもとコールガールを巡り

一癖も二癖もある濃いキャラの男女たちが織りなす、偶然が絡まりあう愛憎を描いたラブコメ。

 

本作、全員超ハマり役

 

元コールガールで今は人気女優となったヒロインにインタビューしている形式で語られる。

主演に抜擢のイモージェン・プーツは、映像ではデビュー作の「28週後、、、」しか観た事なかったけど

miumiuの2015年のキャンペーンモデルにもなっている子。

確かに元コールガールにも見えるし、でもキュートな感じがなかなかイイ。

28週後、、、」レビューの時に、ケイト・ウィンスレット若くした感じと書いたけど、全く同じことまた思った 笑。

 

 

もともとボグダノヴィッチ監督を信頼し親しい仲でもあるオーウェン・ウィルソンが本作でまた

妻にタジタジの舞台演出家、アーノルドを演じる。

オーウェン、こういう役ほんっとハマるんだから

 

そして、その妻で女優のデルタにキャスリン・ハーン。

この人大好き♡今年はシャマラン新作「ヴィジット」や、「午後3時の女たち」でも主演で活躍。嬉しい限り。

 

 

セクシー系路線?の役者、セスにリス・エヴァンス♡ リスさんも大好き頭はハゲてきてるけど

 

そして神経質で小うるさいセラピスト、ジェーンを演じたのはジェニファー・アニストン!

モンスター上司」の時のキャラに近い。

こんなヤな女役も似合っちゃうジェン、さすがコメディの女王。(わたしの中の)

プライベートではついに結婚もして順調だけど、法令線も目立ってきてさすがに老けてきた。

 

その彼で、アーノルドと一緒に仕事をしてる脚本家、ジョシュにウィル・フォーテ。

この人も様々なコメディでみる名脇役。

 

そのほかのカメオはネタバレになるので感想にて。

 

ニューヨークのとあるバーでインタビューを受ける新進のハリウッド女優イザベラ・“イジー”・パターソン。コールガールからどうやって女優になったのか、 との不躾な質問にも、顔色ひとつ変えることなく答えるイジー。それは、ある奇特なお客との出会いに始まる。紳士的な彼は“この仕事を辞めるなら、君に3万 ドルをあげよう”と奇妙な申し出をする。これを受け入れ、コールガールを辞めたイジーは、夢だった女優の道を目指し、舞台のオーディションに挑む。ところ が、その舞台の演出家アーノルドは、偶然にも彼女に3万ドルをプレゼントしてくれた例のお客だった。まさかの再会に動揺するアーノルドを尻目に、見事な演技で役をつかみ取るイジーだったが…。

 

 

 

8/10(85点)

 

 

ちょこちょこくすくす笑える、人間関係ドタバタ系ラブコメ。笑

とにかく、偶然ありすぎ!ってくらい、偶然だらけで成り立っている映画

舞台演出家、その妻、脚本家、元コールガール、脚本家の恋人、事情を知っている人気俳優、

脚本家の恋人のセラピーに通う、判事の爺様は元コールガールに夢中でその彼女を尾行する探偵は脚本家の父親で、、、と

全員が入り乱れて絡み合い、テンポもよくせわしなく話はどんどん広がる。

退屈してる暇はない 笑

 

そもそも寝た女に、その将来を見込んで。と大金をポンっと渡して

その場を去りっていうのを自己満足でしていた演出家の男、オーウェン(演じる)。

どっからそんな大金あるんだってくらい、舞台演出家にしては果てしないお金が溢れてるんですけど 笑

それにそんなことをあちこちでしているから、広いようで狭いマンハッタン、ちょこちょこと

偶然出くわして、アノときは!ってバレる。

しかもいつも同じ口説き文句というか、リスと胡桃の名言を吐いてるので まさかの妻にバレたときも

実は妻にも同じ事をいっていたという   

お金あげるっていうのもすごいけど

というよりそもそも浮気してる時点でダメだろー。

そしてそれをバレそうで動揺したりこそこそしてるのをオーウェンがやるから可愛いやら可笑しいやらで

憎めない。(そこが狙いね☆)

リスさんもまたすごくよくて、オーウェンの妻、キャスリンに昔ロンドンでの想い出、、、とかいいながら

未だいいよってくる。とこがチャラくていい。

もちろん、演出家であるオーウェンは焼きもちでいつも演出家だからこその指示でつっかかる。

ジェンも怒ってばかりでちょっとソンな役まわりだけど

セラピストなのに怒りモード全開でキレまくりなのが笑える。

ありえないってほどの偶然が重なってぐちゃぐちゃになってくのが楽しいコメディだけど

アレン爺さんの、キャラがどんどん繋がってく感じと全体の曲の入れ方、曲の感じまでちょっと似てるかな。

ただ、アレン作品ほどのシニカルさはないけど。

 

キャスト全員好きだからとくにわたしが気に入るのもムリはないけど、

他にもびっくりなサプライズゲストが登場したのがもう、最高

 

まず、インタビュアーがイリアナ・ダグラス。

そしてマイケル・シャノンがなぜか警備員でカメオ。笑

 

英語片言のコールガールにルーシー・パンチ。

これも笑えた~。

キャメロンとの「バッド・ティーチャー」ではリス先生のあだなだったな。

 

 

そして最後の最後で、本人役でタランティーノ大先生登場 

最高!笑った~

 

何で、タラなの?!笑

ふたりとも映画「コーマン帝国」に出演した間柄だからかな?

 

いくつかの古い映画や、ヘップバーンの名言からの引用されたセリフがまた素敵に輝きだす

「楽しければそこが君の場所」

 

オーウェンが必ず女にする、リスと胡桃の小話の元ネタ(1946年の映画「小間使」)が最後に出て来るのも小粋でした~

  こんなモノクロ映画。

 

 

今年最後のおすすめラブコメ、気になる方はぜひ劇場で~

 映画「マイ・ファニー・レディ」予告編

 公式サイト

SHE'S FUNNY THAT WAY      2014年     アメリカ         93min

12月19日~公開中~

 

 

プレミアにて

 

 

ヒゲきついわ

 ブロンド同士、姉妹役でもイケそう♡

 

カンヌにて。

 

 

監督、次回も期待してます