『ストリート・オブ・クロコダイル』(86')の斬新な人形アニメーションで
カルト的人気を博した双子のクリエイター、クエイ兄弟の最新作。
彼らの大ファンだというテリー・ギリアム監督製作総指揮。
人形アニメーションって言えば、わたしの中ではヤンシュヴァンク・マイエルで、
弟が人形を使った短編アニメーションも撮ったりしてるのでもともと
こういう世界観は好きかなぁ?なんて思ったので初日鑑賞
10月に観たい映画リストに入れ忘れててすぐ追記したのデシタ。
あるオペラ演奏会の最中、
結婚式を翌日に控えた歌姫マルヴィーナが、
恋人アドルフォの目の前で狂信的な科学者ドロスによって魂を抜かれ、彼の邸宅に誘拐される。
ドロス博士に処置を施され、歌を失い、軟禁の身となるマルヴィーナ。
ピアノ調律師のフェリスベルトは、孤島に建つドロス博士の邸宅に招かれ、
ピアノではなく、音楽を奏でる奇妙な機械演奏人形の調律を依頼される…。
原作は幻想文学のボルへスが「完璧な小説」と言ったという、ビオイ=カサーレス
の「モレルの発明」、ルーセスの「ロクス・ソルス」
ある科学者の狂気を幻想的な映像で表現
もや(霧)につつまれた幻想的な映像
まるで、絵画みたい! 光が印象的な美しさ
←これ、絵みたいでしょ?
人形アニメーションと実写の融合
博士は、この女を独り占めしようと企み、、、、。
この、ピアノ調教師が誰かに似てるなーって思ってみてたら
楳図(かずお)さんだ!と気づいた
顔がやたら細長い楳図さん
ラブストーリーの主人公としてはどうなんだろう、、、、(笑)
5/10
お話がはじめ何がどうなってるの?ってちょっと分かりづらかったけど次第に明らかに。
前半はなんだかキレイで眩しい光と影の映像に酔って(?)うとうとしそうに。。。
睡眠効果もありそうだ
催眠術に、観てる側はかけられたみたいな感覚。
ラストまで観ると、物語自体はシュバンクマイエルほどアクもないし、
クセになる人はとことんクセになるのかも。と思わせる。
わたしはもうちょっとダークな世界だったり、狂気が底をついてたり
シュバンクマイエルの『ルナシー』くらいイッちゃってる方が好み。
ストーリーもたいした展開もないからそんなに面白いって感じじゃなかったなー。
基本的にはラブストーリー。
恋人たちは永遠に、恋の始まりを繰り返す、最後の映像シーンは好み。
決して万人ウケする映画だとは思えないし
わたしからも皆さまにオススメ出来る作品じゃないけど
99分という短めの映像で無駄がないと思うし、
ハリウッド映画とは全く違う、不思議な映像世界に酔いしれたい人にはオススメです
そうそう、エンドロールで流れる劇中で女優が歌った歌、素敵でした。
公式サイト
Piano Tuner of Earthquakes 2005年 イギリス=ドイツ=フランス 99min
10月18日より、渋谷イメージフォーラムにて公開中~
今これでもかなり忙しいんだけど映画だけはなんとしても観にいっちゃう(←病気)
試写行き逃しちゃったりもしてるんだけど
また来週から東京映画祭で1本、それとめちゃくちゃ楽しみにしてた映画の試写1本行ってきます~
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