うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

土ぼこり:関東ローム

2022-05-07 11:00:00 | 農業

茨城県南部、牛久市。

常磐線の駅周辺以外は農村が広がる。

散歩コースも農地のめぐりの感じになる。

この辺り、川沿い以外は台地が多く、野菜中心の畑が広がる。

春先、特に3月4月はまだ野菜が育っていないので、トラクターの入ったあとは裸地状態になる。

もう5月だが、新しく耕耘した農地の脇を散歩したら、

乾燥した畑から吹き飛ばされた土が路肩に積もっている。

縁石で風速が落ちて土が残るのだろう。

ちょうど縁石のところだけ茶色の土が積もっている。

実際は、もっと多くの土が遠くに飛んでいったことと思う。

畑に面した家に住む知り合いは、風の強い日には洗濯物干せないのよ、と嘆いていた。

 

風がよどみそうなコーナーは20-30cm、土が貯まっている。

関東平野の火山灰の軽い土を強風がさらっていく。

せっかくの肥えた表土が飛んでいく。

1年間に何ミリか減ってしまうだろう。

でも、となりから飛んでくるのもあるので、地面のレベルが維持されているのだろうか。

 

アメリカの農地も開拓後、土壌が風で浸食され、農業が続けられなくなった地域があると聞く。

スタインベックの「怒りの葡萄」はそんな話らしい。

日本では、雨水で土が侵食された話は聞くが、風の話はあまり聞かない。

でも、この様子を見ると、大丈夫かと思う。

 

ではまた、ぶらり。

 

コメント
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