うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

偕楽園はまだ早かった:一張一弛

2024-02-04 19:00:00 | 名所

梅で有名な水戸の偕楽園は三大庭園の一つといわれる。

この庭園は弘道館とセットで徳川斉昭が1842年に作ったそうなので、後楽園や兼六園よりずっと新しい。(なのに3大庭園)

そんな偕楽園を学芸員の方の案内で梅まつり前に巡った。

 

斉昭は藩士の師弟に弘道館で勉強させ、疲れたら、偕楽園で遊べるようにとここを造成した。

大いに勉強するが、息抜きも忘れない。

一張一弛(いっちょういっし)というらしい。一張はしっかりと気張る。そして一弛で緩める。

大いに遊んでからでなく、一張が先である。

 

弘道館からここに来るには20分ほど歩く。

今は正門のようになっている東側の入口は当時なくて、本来は西側の門から入るのが正式という。

 

 

ここを入ると、左に孟宗竹と右にスギ林のやや暗い小径を降りていくことになる。

青竹が清楚だ。

ゆるやかなカーブの小径をしばらくすすみゲートをくぐると、開けた空間があらわれ、梅が並ぶ庭園にでる。

なかなかおしゃれな演出だ。

 

それが現在はおみやげ屋が並ぶ通りからいきなり梅林に入る。風情はない。

梅のソフトクリームをなめながら自撮りする観光客をかきわけ、梅林に入る。

 

正面には千波湖の見える一角に好文亭が立っている。

2階の広間から眺めると広々とした絶景が見える。

これが偕楽園の一つの見せ場という。

梅と松の先に広がる千波湖。

江戸時代は倍の大きさがあった。

 

梅はまだ咲いていない。

わずかに数本咲く紅梅に観光客が集まっている。

 

今年の梅まつりは2月10日から始まるそうだ。

よければぜひ水戸に足を運んでいただきたい。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

 

コメント
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