まい・だいありー・ばい・えむ ~都わすれ~

振り返れば、まんざらでもない日々をめざす雑記帳。

兄妹

2024-05-02 21:00:01 | 日記

夫と妹さんは40年以上もの間、行き来がなかった。
夫は幼い頃に母方の祖父母に預けられ育った。
それは妹さんも一緒だったのだと思っていたのだけど
夫ひとりだけだったそう。
中学生になる頃に母親が引き取りに来て
母親や妹(父親は離別)と5~6年位は一緒に暮らしたとか
夫は過去の話をしない人なので、私は全く事情は分からない。
ただ、幼い夫は相当に寂しい思いをしたようだ。

妹さんとは一切会わないが、母親とは年に数回会うという状態。
私にお義母さんのことも全く話さないし、しつこく聞けば怒るので
触れないようにしてきた。

数年前に、お義母さんが認知症になり、介護をするため妹さんと会うように。
その時、妹さんも結婚して子供が3人いることを初めて知る。
妹さんは自分の子供たちに兄がいることを話していなかった。

夫曰く、「俺は嫌っていたわけじゃないが、妹が俺を避けていると感じていた」と。

私と育った環境が真反対(父親離別は同じ)
だから、私が母親や兄とのつながりを大事にする気持ちが
仲良し感が理解できないと常々言っていた。

だけど・・・
「血は水よりも濃し」

何十年も会うことも話す事もなくても
親の面倒を看る者同士となった今、
私よりもよく話をしている。時に大笑いをしながら長電話をしている。
妹さんはどんどん自分で決めて突き進むタイプだというが
物事を決めるときには兄に背中を押してほしいのか
必ず、電話をしてくる。
そしてまた、それが兄としては嬉しいのだろう。

でも、不思議。親の面倒を看ることを嫌がる
押し付けあうことがよくある中で、これまで確執があった兄妹が
介護をきっかけに仲良くなるとは。
多分、万が一の時にも財産は無いし、少し残った預金も
奪い合うことはないと思う。
妹さんのご主人が数年前に亡くなり、遺産問題に横やりを入れる人間はいない
私も口をはさむタイプじゃない。

いや・・・億近くあったら口挟む(笑) 無くてよかった。

夫と出逢って34年。
私は夫のことを身内に縁の薄い人だと
可哀そうだから私がいなければ!
と思ってきたけれど、こうして妹さんと普通に
話している姿を見ていると、ほっとして心が軽くなった。

 

 

スカビオサ(松虫草)と書いてある苗を買ったのが
昨年の秋。のんびりと育ち、やっと開花。
3~4cmの可愛い花が咲くのだろうと思っていたら
その倍以上の大きさ!ビックリした。
コーカサス スカビオサというらしい。

 

コメント (2)
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