朝、外で洗濯物を干していると
茶色の物体が落ちていました。
アブラゼミかと思ったら、スズメのヒナでした。
手で持ち上げたら少し羽ばたいた。
巣立ち前に落ちちゃったのかな？
直射日光に当っていたので縁側の下にホイと移動。
飼う事もできないのでそのまま様子をみることにしました。
内職をしながらスズメのヒナが気になって仕方ない。
窓越しに外をみてみると・・・
親らしきスズメが来ていました。
ヒナはおなかがすいているらしく
ピヨピヨ鳴き続けていました。
親鳥はどうしていいのかわからず
鳴きながらずっと縁側の辺りをうろうろしていました。
そうこうしていると
ギャラリーたちが！！
仲間かな～？
もうしばらくすると
さらにギャラリーが！！！
全部で１３羽いるよ！
こんな光景見たことないよ！
このスズメたちはヒナをしばらく眺めつつ
そのうちにどこかに飛んでいきました。
このままだとヒナやばいよなー。
仕事をしつつも時々外を眺めてみた。
縁側の下にいたはずのヒナが
塀の方へ移動している。
少しずつ歩いていったのかも・・・。
でも、あの塀の向こうは崖っぷちのはず。
向こう側はマンションの壁。
ここの高さはマンションの2階部分と同じぐらい。
こっちに連れてきてあげないと落ちちゃうよ！
と思っていたら親鳥がエサをあげにきました。
エサをあげてすぐに飛んで行ってしまいました。
このあと悲劇が起きたのでした。
そう。
親鳥がエサを取りに行っている間に
ヒナは塀の向こうへ
風に押されて歩き出し
ちょうど親鳥が戻ってきた時には
姿が見えなくなっていました。
わたしがもっと早く助けに行っていれば！
親鳥はエサをくわえたままひらすら鳴き続け
我が子を探していました。
２０分以上ここでこうして探し続けていました。
もう胸が痛くてどうかなりそうでした。
時々どこかに飛んで行っては
すぐに戻ってきてヒナを探していました。
もうヒナは落ちてしまって、ここにはいないのに・・・。
すると
ピヨ ピヨ ピヨ
と
一瞬鳴き声が・・・。
まさか！
親鳥が声に反応している。
けれど、どこにいるのかわからないみたい。
わたしにもわからないよ～。
崖っぷちの向こうはこっちからじゃ見えないし。
そうだ！
手鏡を使えば見えるじゃん！
塀の上の方のすき間から手を入れて・・・。
誰かに見られたら変な人だと思いながら
手鏡で塀の向こうの下のほうを見てみた。
あれ！？
ドブ（側溝）だ・・・。
崖っぷちだと思っていたけど違った！
お水も流れていないしカラカラに乾いてる。
あっ！
いたーーー
ヒナがいたーー
ドブ（側溝）はフタはないし幅も狭くて深さも10cmぐらい。
親鳥もヒナの居場所がわかったようで
すぐにエサを与えに行きました。
とりあえず、エサの心配はないけど
ここから出してあげないと
どっちにしても死んじゃうよ！
朝になれば直射日光は当るし
他の鳥に狙われちゃうし
猫も来るかもしれないし・・・。
でも、助けられないんだよね！
塀の下のすき間から手も入らないし
塀の上からも助けられないし
神がいるのなら知恵を下さい！
続きは明日・・・
