東日本大震災 鎮魂曲 「3.11」 music by Yasunobu Matsuo
和歌山有田川町「きびドーム」
【東日本大震災/紀伊半島豪雨災害】復興支援、JAMステージサービス・チャリティーコンサート。
「3.11」
この場所は、昨年に引き続きシンセとピアノの競演!
主催の尾根さんと私は高校時代に出会い、その頃に一緒にコンサートをさせてもらった先輩です。
企画のみならず演奏も音響も、この地域の全ての音楽文化振興を長年されいます。
今年でこのチャリティーイベントを28年も続けられ、毎年年間30万円を目標に寄付され、
私はまだ2年目の参加ですが、
頭の下がる思いです。
当初は、今年起きた東日本の大災害に向けてのチャリティーでした。
それが、この前不測にも起きた台風12号の甚大な被害受けた紀伊半島豪雨災害へのチャリティーに。
どこを観ても円形のドーム。
ここにも、心強いピアノが待機してくれています。
シンセとピアノの両刀使いは、
私のコンサートスタイルではこの場所だけ。
眼も観えなくなって、
ピアノの中にはこんなカンペ。
シンセでこれまで熊野の大自然で戴いたエナジーを、ピアノに変換して皆様に伝える場所です。
リハーサルが始まります。
MCでもよく言うのですが、
ピアノとシンセは、私にとってピアノとサックス程違う。
同じまな板上で演奏するには非常に覚悟がいります。
それを徐々に身体に馴染ませようとします・・・。
再びピアノに戻るとやはりリセットさせられ、
何度しても難しいですね。。
この日のメニュー。
全ての曲で、これほど映像が浮かびながら演奏させられる事はこれまでにはありませんでした。
曲ごとに、その曲をいただいた場所の風景が甦って来ました!
熊野が今、こんな事になっているからでしょうか・・・。
私はこの10年程、熊野の大自然の多くの場所で演奏させて戴いて来ました。
その場所が今、ことごとく大きな災害に見舞われています。
開演直前にバケツをひっくり返した様なゲリラ豪雨が降り始めました。
ホールの中までその「バリバリ」という音が響いていました。
ここ有田川も、台風12号ではかなり増水して避難勧告も出たといいます。
今も上流の地域は孤立・寸断されているのですが、
有名な何ヶ所とは違い一切メディアにも取り上げられる事なく、ボランティアが入る事もなく今もその悲惨な状況が続いているみたいです。
たぶん・紀伊半島にはそんな場所が、今いっぱいあります。
少し心配になりましたが、
皆さんそんな中、車を走らせて聴きに来てくれました。
熊野は甦りの地!
再生の地です。
これまでに数え切れない程の私達多くの人々は、そこに行く事・身を置く事で復活させてもらって来ました。
再び熊野は復活します。
そして「3・11」を弾いていた時、
測り知れない多くの何かが押し寄せて来ました。
それは想像を絶するエネルギーで・
中間部では、それを受けて想定外のフレーズを弾いていました。
自然と涙が溢れて来ました。
腕がちぎれるまでとは思っていたのですが、
それ以上に身体へのダメージは大きいもので、
アンコールの「五色の虹/平和の祈り」では、それを演奏する力も亡くした、真にレクイエムの演奏でした。
ヒーリングシンセ3rd.NEWアルバムリリース記念コンサートツアー、是非ともこの音を全国に!日本中の皆様からのお誘いをお待ちしております!
NEWアルバム「五色の虹」リリース第1弾!4・23「大阪堺/ティージュ」 第2弾!5・3「大阪岸和田/ラベンダー」 第3弾!6・25「大阪和泉/そよ風」 第4弾!9・11「大阪岸和田/土生神社」 第5弾!9・19「和歌山有田川町/きびドーム」 第6弾!11・5「和歌山紀美野町/世界民族祭前夜祭」 第7弾!11・18「滋賀安土町 石の寺 教林坊」 第8弾!11・23「大阪堺/ティージュ」