この曲が生まれ、
東北 被災地での初めての鎮魂の演奏。
「天と地のレクイエム」 宮城 南三陸【ホテル観洋】 4年を経て初めて震災の地で。
2015 12/12。
『ホテル観洋』の女将さんのお話しでは、この白いピアノはそんなに弾かれる事もないみたいでした。
自動演奏の装置を装着した、どちらかと言うと飾り物的な感じのピアノ。
リハーサルをしていると、
本当に・本当に偶然に・・・
ポーランドから復興支援に宿泊していた高校生達が集まって来来る。
この時期、全世界に発信されていた羽生弦結選手のフリープログラムがショパンの曲、ポーランドはショパンの生地でもあり、
さらにこの時来れてないこの高校の生徒の中に、羽生弦結選手のエキシビジョンプログラム「天と地のレクイエム」の熱狂的なファンの娘がいると先生から聞かされてまたまたびっくり!
すぐに旅立つという事で、フライヤーにしっかりサインをさせてもらいポーランドでの再会を約束してお別れする。
ホテルの何処からも志津川湾が一望出来、それを望みながらの演奏には流石に胸が詰まり、
このエリアは多大な被害が出た場所、ホテルは強靭な岩盤の高台に建ち、女将さんが震災直後からで避難所に解放された場所です。
演奏後に連れて行ってもらった高台というより山の上にある志津川湾が一望出来る『戸倉中学校』。
なんと、この1階の天上まで津波が押し寄せたと聞いて、その時の状況が半端ない事を識る。
それは人の想像を遥かに超えた出来事で、
その時、被災された方達は世界が終わったと想い誰の助けも来る事は無いと想ったという・・・
一旦山に登って廻り込んで押し寄せたた波と海からの津波がここでぶつかる事で無残にへし曲がった鉄骨。今もそのままの姿を残し、それを観て言葉を無くす。
時計は今もその時から止まったまま・・・
多くの魂に届けられますように・・・
涙が溢れる。
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