くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

ふりだし

2017-04-15 17:15:54 | 日記
会社へ出社し、朝礼後に管理職のAさんと会議室へ。
Aさんに退職の意思を示した。





『え、なんで?
もう少し頑張ってみる気ない?』





予想はしていたけれど、案の定引き止められた。

けれど、私にはこの会社で仕事を続けていく気力は残ってはいなかった。。。




見通しが甘かった………

ただそれだけのこと。。。





入社してからの1週間は先輩社員の人の運転するトラックの助手席に同乗し、規定のコースや仕事の手順などの指導を受けていた。

この会社にはトラックの運転だけではなく、自社のプラント工場もあったりするので運転の仕事が少ない場合には工場内での作業に入ることとなってた。





私に指導をしてくれていた○○さん。年齢は62歳。
10年ぐらいこの会社のドライバーとして働いてきたらしく、60歳で定年を迎えここ2年ほどは嘱託社員として仕事をしていた。

会社としては嘱託社員にドライバーとして働いてもらうことを懸念していて、正社員としてドライバーの仕事をしてもらえる人を募集していた。
そこにたまたま私がヒットしたようだった。

約この2週間、私なりに一生懸命仕事を早く覚えようと努力した。
時には厳しく、時には温かさのある指導をしてくれていた○○さん。
だが、私が仕事を覚えれば覚えるほど、その○○さんの私に対する指導は厳しさを増していき、会社、上司や同僚に対しての愚痴も多くなっていった。



そして時には



『アナタがこの仕事を覚えて一人立ちしたら、嘱託のオレはずーっと工場内での仕事かぁ……
あーぁ。。。まぁ嫌だけど、しょうがねーか。』







…………などと漏らしていた。





ハンドルを握り運転しながら私は…



『そうなんですか。。。』





と、相槌を打つことぐらいしかできず、返事に困ってしまっていた。




そんな日が2~3日続いていた。






アンタのこれからの仕事がどうなろうがオレの知ったこっちゃないね…………

などと思えたのなら楽だったのかもしれないが、世の中うまくいかないもんだ。(苦笑)










これからも運転の仕事…
できそうでよかったっスね、◯◯さん。








オレは別の会社を探しますよ。












縁がなかっただけ……










また、ふりだし………だな。
頑張ろ。