(以前、"昔ばなし"という記事を連載で書いたことがありましたが、今回はその完結編です。)
離婚調停をする前に、元の嫁さんに言われたことがある。
「あーぁ。
○○ちゃんはきっとまた誰かと付き合って、その人のことを好きになっちゃうんだろうね……
きっと。」
そう彼女に言われたときには
頭のなかで???マークがいっぱいになった。
「バ、バカ言ってんじゃねーよ💦」
とっさに私はそう答えた。
けれど、心の中では、
ん?まだ好きなのか?オレのこと。
…………だったらわざわざ別れなくたっていいんじゃねーのか?
私はそう思っていた。
けれどその後調停をして、結局彼女とは離婚することとなった。
彼女の「別れる」……という意志は頑なものだった。
きっと、それだけ私との結婚生活に疲れていたのだろうと今では理解している。
離婚してからの数年は、まだ子供たちが小さかったこともあり、年に数回は食事をしたり、時には遠出をして遊びに連れていったりして連絡も取ったりしていた。
けれど、彼女(元嫁)が予想した通り、私には新しい彼女が出来た。
わざわざ伝えることでもなかったので、元嫁には黙っていた。
(ここが男のズルいところ💧)
それからは、息子と会うときには男二人だけで会うようになった。
息子との面会時には、元嫁に連絡をするようにしていた。
それからしばらく時が経ち…
約1年ほど連絡を取ってはいなかったけれど、久しぶりに息子との面会。
元嫁に電話をしてみると、なにやら今までとはなんとなく話す言葉のニュアンスが違う。
どことなく、よそよそしい………
ん?
どことなく、よそよそしく、違和感を感じた私は、
「おい、なんかいつもと感じが違うけど、なんかあったのか?
もしかして、彼氏でも出来たのか?」
そう彼女に問いかけてみた。
すると彼女は、
「うん♥」
と小さい声で、嬉しそうに答えた。
おいおい。離婚前にあんな思わせぶりなこと言っておきながら、そりゃズルいんじゃねーのか?
ま、お互い様……か( ̄▽ ̄;)
女心ってやつは、幾つになっても分かりませんな。