くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

医者ものドラマ

2017-08-21 22:25:07 | 日記
私は医者もののドラマが好き。

命を題材として扱う、そして普段目にすることもない医療の最前線の様子は、フィクションであると分かってはいながらも、見ていてハラハラするのと同時に、命の大事さ、生きるということを意味をその都度考えさせられる。



私も昨年の2月、息絶え絶えに病院に連れていってもらったときには



『よくこれで生きていましたね。』



と医師に言われたことがあった。





弟に付き添ってもらい病院へ連れていってはもらったが、本人(私)は意識はあるけれど、全身の感覚が鈍くなっていて歩くのもやっと。

腹水が3L溜まっていて、下半身は浮腫みパンパンになっていた。



診断は肝硬変。



即入院、利尿剤とカリウムの錠剤を飲み続け、血液を正常値までに近づけるように日々を送っていた。
確か"アルブミン(AL)"とかいう物質が異常に低くなっていたような気がする。

約3ヶ月間の入院を終え退院。







………そして退院し、一年経った現在では、入院当時より体重は10㎏ほど落ちたけれど、身体の痛みなどはほとんどなく、日常生活を送ることが出来ている。


退院してからは内科の検診などは1度も行ってはいないので、その後の肝臓の状態は分からないけれど、肝硬変になってしまえばもう治らないと言われている。
分かりやすく言えば、レバ刺に火を通してしまえば元には戻らないのと一緒…みたいな感じ。




アルコール依存症者の平均寿命は52歳ぐらいと言われている。





あと何年生きることができるのだろう……





誰でも1度は漠然と考えたことがあるのではないだろうか。
ましてや病気や怪我などで入院の経験をしたことのある人なら尚更。






話が反れてしまったが、
今日のドラマの内容は"臓器移植"だった。

今まで数々の医療ドラマは観てきたけれど、脳死患者から臓器の摘出するシーンを描いたドラマなど、これまで私は観たことなどなかったので、少しカルチャーショックを受けている。。。






もし……



私の命の期限が言い渡され、「肝臓の移植をすれば助かりますよ。」……と言われたならば、私はその移植を望んでいただろうか…………



私ごときがテーマにするには重すぎるテーマなのは重々承知しているが、このブログは、自分が今感じていることを書き残しておきたいと思っているので御許しいただきたい。







医療の進歩は日進月歩。


でも……
すでに神が決めることの領域にまで、人間が踏み込んでいるように感じるのは私だけだろうか………



それによって助かる命もあり、終わっていく命もある。

ドナーとなる人の家族の想い。

レシピエントとなる人の家族の想い。



永遠に正しい答えなど出ない問題のように感じた。







形はどうであれ、人はいづれは必ず死ぬ。。。





死は恐い。。。当然わたしも。




なぜなら、経験したことがないから。






あー、なんだろ、そんなことを考えてたら少し鬱っぽくなってきた(>_<)




"もし明日死んでしまったとしても、悔いのないように今日を生きる"

………とか、聞くこともあるけれど、そんなに私は人間が出来てはいない。。。





その、"悔いのないように生きる"

ためには人のため、よりもまずは自分のために………




なぜなら、自分の為に一生懸命生きることのできない人は、他人(ヒト)の為にも生きることはできないと思うから。
偉そうに書いてはいるが、私も呑んだくれていたときには他人のことなど一切考える余裕などなかった。

不安……
絶望……

「オレが死んだら、誰かが少しは悲しむかもな………」

などと、人の想いなど考えず、無責任にそんなことばかりを考えていたように思う。


ドラマを観ながらある言葉が頭に浮かんできた。





"あきらめを
十分に用意しておくことも
人生という旅には必要だ"

アルトゥル・ショーペン ハウアー







今日のドラマはチョット私にはヘビーだったな………

































































お盆

2017-08-15 14:05:45 | 日記
昨日夕方、久しぶりに兄弟3人で母の暮らす実家へ行き、母の作った手料理で穏やかなお盆を過ごした。

私と三男はバツイチ、次男は既婚者だが次男の嫁さんと子供たちは、次男の嫁さんの故郷へ帰省していた。なのでホントの"親子水入らず"なひとときだった。


海老の串焼き、麻婆豆腐、鶏の唐揚げ、サラダ、ざるそば、ナスの煮浸し、アイスクリーム。手際よくイロイロな品が次々と出てくる。


その料理を頂きながら昨年から今年へかけての出来事、互いの近況、親戚の話、AA、GAの話。

そしていつのまにか、世の中の流れ、国際情勢に至るまでに話は発展したりしていた………




『コンプライアンス、コンプライアンスって、今の日本はおかしいんじゃねーのか?

やたらな場所でタバコ吸ってりゃ、今の世の中、犯罪者扱いだからな。』





………などと約10年ぐらい前にタバコを止めた次男と、二人だけで決議をとっても仕方のないようなことばかりを話したりしていた。





そんな約3時間を過ごしたあと、母が"ボソっ"と呟いた。




『……オマエ、弟達が居てよかったね。感謝しなきゃね。』



………と。





その後、私たち兄弟3人は、食べ残したおかずを母にパック詰めしてもらったお土産を手渡され実家を後にした。





穏やかなお盆。





蚊取り線香の香り。





父はろくでもない男だったが、母と父が一緒になっていなければ私たち兄弟はこの世には存在していない。

そう思うと父にも感謝しなくてはならないのかもしれない………
(お盆くらいはね)




終戦から72年。
母は今年73になった。




当時はお盆どころではなかったのではないだろうか。





そう思うと、この国を今まで支え、作ってきた先人たちにも感謝をしなくてはならない日なのかもしれない。




私もいい歳になりながら、そんなことは今まで1度も考えたことなどなかった。
お盆といえば、「休みだし、なにしようか? 」 ……と自分のことばかりを考え、『あの人のために』……などと他人のことを考えたことなどは一切なかったように感じる。




この先、我が家も日本も、いつまでこの平和なお盆が続くのかは分からないけれど、世の中の一人一人が、自分自身のことだけではなく、ほんの少し他人のことも考えられる余裕の持てる世界になってくれることを期待している。
最近でいうと、"忖度"(そんたく)ってヤツですかね。












『あ、そうだ。オマエ、釣りばっかしやってるけど、お盆は殺生してはいけないんだよ。』



………と、母。







『💧あ、あの。。。
さすがに今日は釣りには行ってねーし。



( ̄▽ ̄;)それと……いつもリリースですから、リリース〜。』






























追い求めた勇姿

2017-08-13 13:59:56 | 釣行記
釣り人は、その姿を一度(ひとたび)見ると魅了され、やがて毎年




『また、あの勇姿をもう一度…』






………と思うようになってしまう。







私もその中の一人。






ようやく手にした尺上は、うっすらとパーマークの残る優美な姿を今年も私に見せてくれた。
シングルフックが最高の位置にフッキングしてくれた。
この体高。

ほんのり微かなパーマーク。





ぽってりとした筋肉質な背中。








「ギラッ」と、銀毛した体が水中で反転し、ルアーを引ったくった。



貫禄のあるツラ構え。
ヤマメ36cm。






夏。







今日も暑いです。




タックルデータ
ロッド: テンリュウ レイズ53UL
リール: Abu カーディナル3

ライン: PE0.8号
リーダー: フロロ5lb

ルアー: ティモン トリコロール55HW


従兄

2017-08-11 21:30:21 | 日記
先日、久しぶりにスポンサーと会った。


かれこれ今年の2月ぐらいからスポンサーとは会ってはいなかった。





私のスポンサーは以前の記事で少し紹介しましたが、いつも私の問いに対して的確な返事をしてくれる頼りになる人。

(以前のスポンサー紹介記事⤵)
私のスポンサー - くもり空の下で……






だが彼(スポンサー)はアルコール依存症の他にも持病の鬱病を患っている。

その持病の鬱病でどうやら調子が悪く、ミーティングにはここ数ヵ月の間出席してきてはいなかった。

私も基本的には鬱の要素を充分に持っていることを自覚してはいるが、スポンサーのように季節の変わり目に日常生活が困難になってしまうほどの気分変調はあまりなかったので、あまり共感できずにいた。


そんな彼(スポンサー)だが、あまりにも音沙汰がなかったので、少し心配になり、数日前に電話で連絡してみた。


私が思っていたたより彼は元気そうだったが、話を電話で聞いてみると、どうやらここ数ヵ月、度々スリップを繰り返してしまっていたようだった。



『うーん。。。連続飲酒にはなってはいないけれど、ちょこちょこ飲んじゃうんだよね、調子が悪い時。。。』



………と話していた。






他のAAメンバーからそのような噂を聞いてはいたので、それほど私はショックは受けなかったが、彼は今回のスリップをするまで 約9年間のソブラエティー(断酒)を保ってきた。

だが昨年、彼と共にずっとAAでの活動を普及させるために頑張ってきた仲間の一人が突然亡くなった。
原因は連続飲酒によるものだった。

彼はそのショックが大きく、自暴自棄に陥り、酒の力に頼ってしまっていたようだった。




『このままじゃダメだよな。。。』


そう本人も解ってはいながらも、なかなか完全に酒を絶つことができないでいるようだった。






幸い彼(スポンサー)は私と違い、身体的には至って健康、私のように内蔵を壊しているわけではない。
それが幸か不幸かは彼のみぞ知るというところだろうけど、私的には羨ましいかぎり。





そんなスポンサーが私が電話をかけた数日後に突然


『○○ちゃん、よかったら釣りに行こうよ。』



………と電話をかけてきた。





少しビックリしたが、了解し二人で海へ行ってきた。
渓流キチガイの私とは違い、彼は以前から海釣りが趣味。
サバ、アジ、イカ、イナダ、タチウオ狙いでよく彼は海へ行っている。







片道3時間のロングドライブで現地へ到着。

到着し堤防周辺を見渡してみる。
この日は残念ながら先日の台風による影響か、海は激濁り状態。。。







ダメ元で竿を出してはみたものの、まったく釣れずに二人で苦笑い💧





昨年も彼の誘いで太平洋へサバを釣りに行ったことがあったが、そのときは爆釣だった。
しかし今回は残念ながら状況が悪すぎた。



『帰るか。』




釣りのはずだったが、今回は二人でのロングドライブで終了した。






行きと帰りの道中、イロイロ話をした。






海釣りの話、渓流の話、AAの話、GAの話、日常の事など。






調子も良さそうだったし、このまま、また以前のようにAAのミーティングに彼が復帰してくれれば言うこと無し……
なんだけど、それは私ではなく彼(スポンサー)が決めること。

私は『またAA戻ってきてよ』……などと彼には言わなかった。






私に一から12ステップを教えてくれたスポンサー。







彼がまた以前のように、一生懸命いろんな人たちに12ステップを教えている姿が見れるようになることを秘かに期待している。








私のスポンサーでもある彼は、私にとっては頼りにしている従兄でもあるから…………































































2017-08-09 18:48:50 | 釣行記
気温30度越えの毎日。


日中の部屋の温度はエアコンを使わなければ35度を越える💦





エアコンのガンガン効いた部屋でキンキンに冷えたビールで一杯
🍺(>_<)カァー


………なんてきっと最高だろうな
( ̄▽ ̄;)。







イカンイカン。


そんな妄想を払拭するべく山へ。





時刻は正午

マイナスイオンいっぱい



標高1106M
気温21度





イワナと



ヤマメが遊んでくれます。









ホイッスル。たまに吹いてます(ここでイロイロ集合されても困るけど💧)










天然のクーラー、最高です。




タックルデータ
ロッド: イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
リール: Abu カーディナル3

ライン: PE0.8号
リーダー: フロロ5lb

ルアー: イトウクラフト 蝦夷50S typeⅡ1st、蝦夷50S typeⅡ、Bowie50S