今月22日に行われた中国共産党大会の閉幕式で、胡錦濤前国家主席が途中退席し波紋が広がっていますが、退席する直前の様子が明らかになりました。
胡錦濤前主席が退席する直前の様子を捉えたシンガポールメディアの映像では、目の前に置かれた書類を見せないように習近平国家主席に近い幹部が書類を押さえているような様子が確認できます。胡氏が書類に手を伸ばすと、この幹部は書類を取り上げているようにも見えます。
この直前には党幹部の人事が行われ、ここで胡氏に近い李克強首相ら最高幹部2人の引退が決定していて、胡氏にとって想定外だった可能性もあります。
その後、胡氏は習主席から直接指示を受けたスタッフに抱えられるようにして会場を後にしました。
国営メディアは、退席の理由を「体調不良」としていますが、人事をめぐり確執があったのではないかとさらなる臆測を呼びそうです。
【胡錦濤前主席】退席直前の様子明らかに “書類取り上げ…”
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イタリア新首相、初演説でECBを批判 来年の景気後退入り視野
同首相はECBの利上げについて「多くの人が危険だと考えている決定で、金融機関による一般家庭および企業向け融資に影響を与える危険性がある」としたほか、「われわれのように多額の公的債務を抱える加盟国にさらなる困難をもたらした」と指摘した。
イタリアの債務は昨年末時点で国内総生産(GDP)の150%に達し、ユーロ圏ではギリシャに次いで2番目に高い水準にある。
また、新政権は第二次世界大戦以来最も困難な課題に直面しており、2023年にはリセッション(景気後退)入りする可能性があるとの見解も表明。エネルギー価格高騰の影響を抑制に向け多額の歳出を行う必要があるとし、来月策定予定の2023年度予算では複数の項目を延期する必要があるとした。
外交面では、ロシアからの天然ガス輸入が制限されたとしても、西側諸国が導入した対ロシア制裁措置を支持し続けると表明。「ロシアのプーチン大統領のエネルギーを巡る脅しに屈すれば、一段の脅しに道を開くことになり、問題は悪化する」と述べた。
野党議員から出ている反欧州との批判については「欧州の統合を信じるためには必ずしも連邦主義者である必要はない」と指摘。ただ「欧州連合(EU)は本来は国家に任されるべき多くのことに関与してきた。一方、大きな戦略的問題には関与していない」と語った。