韓国で旅客機火災、乗っていた176人全員が脱出 釜山の空港

韓国で旅客機火災、乗っていた176人全員が脱出　釜山の空港

2025/2/29  BBC

韓国南東部・釜山（プサン）の金海（キメ）国際空港で28日午後10時26分ごろ、エアバス社製の旅客機が炎上し、乗客・乗員176人全員が脱出した。消防当局の話をもとに、聯合ニュースが伝えた。

消防当局などによると、炎上したのはエアプサンの香港行きの旅客機。乗客169人と乗員7人が乗っていた。

脱出用スライドで避難する際、4人がけがを負ったという。

出火の8分後に消防隊が到着。胴体部分に広がった火を消そうとしているのが目撃された。炎上する機体に水をかけている様子の写真も出回った。

旅客機は離陸直前に、尾翼付近から火が出たとされる。出火原因は調査中。

エアプサンは、アシアナ航空を親会社とする格安航空会社。

韓国では、南西部の務安（ムアン）空港で旅客機が胴体着陸して炎上し、179人が死亡した同国最悪の航空機事故が起きてから、まだ1カ月もたっていない。この事故では2人が救助された。

（英語記事　South Korea plane fire causes mass evacuation）