独首相、各州にコロナ対策強化を訴え 感染者が急増
[ベルリン 28日 ロイター] - メルケル独首相は28日、国内各州に対し、新型コロナウイルスの予防対策強化を求めた。また、感染の第3波封じ込めに向け外出禁止令を導入する可能性を示した。
メルケル氏は、10万人当たりの感染者が過去7日間で100人を超えたにもかかわらず、一部の州が経済活動の再開を進めていることに対して不満を示した。
公共放送ARDのインタビューで「わたしたちには緊急時のブレーキがあるが、残念ながらそれは全ての地域で尊重されているわけではない」と述べた。その上で、各州が対策を講じなければ、「非常に近い将来」、全国規模の対策を検討する可能性があると述べた。
より感染力の強い変異株ウイルスの拡大で国内感染者はここ数週間急増している。首相の首席補佐官は28日、国内の新型コロナ感染は現在、最も危険な状態にあり、直ちにウイルスを封じ込めなければワクチンでは予防できない変異株が突然出てくる恐れがあると警告した。
28日時点で10万人当たりの感染者は1週間前の104人から130人に増加した。ロベルト・コッホ研究所(RKI)のデータによると、国内の感染者は1万7176人増加し、277万2401人に達した。死者は90人増え7万5870人となっている。
きのうの人出、各地で増加 桜の名所などで大幅増(2021年3月29日)
東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに234人報告されたことを明らかにした。7日間平均の新規感染者数は357・7人となり、前週比で118・1%。増加傾向が続いている。
[新型コロナウイルス] 沖縄 4月1日から再び時短へ リバウンド拡大 GW前に抑制を...
2021年3月29日 17時02分 (共同通信)
東京都は29日、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法45条に基づく午後8時までの営業時間短縮命令に応じなかった4店舗について、過料を科す手続きを裁判所に申し立てたと発表した。
都は計32店舗に時短営業を命令。応じなかった店舗を確認し、過料を科す手続きの準備を進めていた。法令上、過料は30万円以下で自治体から通知を受けた裁判所が判断することになっている。
感染発表 月曜では高い水準 変異ウイルス感染で死亡も
2021年3月29日 19時26分 東京新聞