エリザベス女王、ひ孫リリベットちゃんと初対面も2ショット写真を拒否か 流出を懸念とも 英紙
エリザベス英女王(96)が、ヘンリー王子とメーガン妃の長女でひ孫のリリベットちゃん(1)と初対面した際に2ショット写真を撮らせることを拒否したと英テレグラム紙が報じた。
2020年に英王室を離脱して米カリフォルニア州に移住した夫妻は、2日から4日間に渡って開催された即位70周年を祝う祝賀行事「プラチナジュビリー」に参加するため、離脱後初めて一家そろって帰国していた。
米国生まれのリリベットちゃんにとっては今回が初めての英国訪問で、2日に行われた式典「トゥルーピング・ザ・カラー」後にウィンザー城で女王と初対面したことが報じられていた。
報道によると、夫妻は女王との面会に写真家を同行することを希望していたというが、あくまでプライベートな面会であるため、これを認めなかったという。
一方で、夫妻が撮影した写真を米国のテレビで使用することを懸念したことが理由だとも伝えられており、女王の愛称にちなんで命名したリリベットちゃんとの初対面の様子が夫妻によって米メディアに流出することを快く思わなかった可能性がある。
バッキンガム宮殿は、この件に関してコメントはしていない。
リリベットちゃんは滞在中の4日に1歳の誕生日を迎え、夫妻の邸宅フロッグモア・コテージの裏庭で誕生日パーティーを開催したことが公表されている。
女王が出席する可能性も取りざたされていたが、実際に出席したかどうかは分かっていない。
1歳の誕生日を記念し、誕生日会に招待された夫妻の友人の写真家が撮影したリリベットちゃんの近影やメーガン妃に抱っこされる写真が公開され、「ヘンリー王子にそっくりだ」とネットで話題になっていた。
離脱後に米国のテレビインタビューで王室批判を繰り広げたことから王室内での夫妻への風当たりは強く、帰国中も周囲から冷たくあしらわれたことが伝えられており、沿道に集まった人々からブーイングを浴びる一幕もあった。
そのためか、夫妻は5日に行われた最終日のパレードを待たず早々に帰国の途に就いたことが明らかになっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員