東海でも雨量増加 愛知・岐阜などに土砂災害警戒情報
2021/5/21
梅雨前線の影響で局地的な激しい雨となっています。 午後にかけて梅雨前線による強い雨のエリアは東日本に移ります。特に南西から吹き込む湿った風と地形の影響で、東海地方の山沿いと長野県の山沿いでは断続的に激しい雨の降るおそれがあります。 多い所では総雨量が200~300mmに達する見込みで、土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。 夜には梅雨前線が南の海上に抜けて、大雨の峠は越えていく予想です。
九州各地で記録的な大雨 梅雨前線が活発化
2021/5/21
近畿地方で大雨 4市町1万6400世帯に避難指示 警戒呼び掛け
毎日新聞 2021/5/21 10:41(最終更新 5/21 11:01) 714文字
近畿地方は21日、活発な梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で局地的に激しい雨になり、大阪府や京都府、和歌山県の計4市町で避難指示が出された。気象庁は西日本から東日本の広い範囲にかけて大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地への浸水、河川の氾濫への警戒を呼び掛けている。
気象庁によると、21日午前6時までの24時間降水量は大津市南小松で176・0ミリ、大阪市中央区で166・0ミリになり、いずれも5月の観測史上最多を更新した。他でも和歌山県田辺市護摩壇山178・5ミリ▽大阪府枚方市148・0ミリ▽京都府京田辺市121・0ミリ――を記録した。
枚方市や大阪府四條畷市、京都市左京区、和歌山県みなべ町では21日朝、計約1万6400世帯(計約4万2700人)を対象に避難指示が出された。20日から災害時に市区町村が発令する避難勧告が廃止され、避難指示に一本化されている。
土砂災害などの危険性も高まっており、大阪や京都など8府県では午前9時現在、土砂災害警戒情報(警戒レベル4相当)が出ている。大阪府の寝屋川では氾濫危険情報(同)が一時発令され、京都府の鴨川も水位が上昇した。
22日午前6時までの24時間予想雨量はいずれも多い所で、東海200ミリ、近畿・関東甲信150ミリ、北陸100ミリ。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要だという。
交通機関も乱れている。JR関西線は雨量計が規制値を超え、亀山―加茂間で始発から運転を取りやめている。JR奈良線では木津―京都間で一時運休。JR東西線は大阪城北詰駅(大阪市都島区)で排水装置が作動し、同線や片町線の全線で約1時間運転を停止した。【鶴見泰寿、高橋昌紀、福富智】
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