逮捕状執行の陰で孤立していた尹大統領…韓国軍は捜査官らに公邸正門を開放、警察は警護処長からの追加派遣要請を拒否
朝鮮日報 2025/1/4
高位公職者犯罪捜査処(公捜処)が3日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する逮捕状を執行しようとした際、韓国軍警護部隊がソウル漢南洞の大統領公邸正門を逮捕チームに開放したことが分かった。また大統領警護処の朴鍾俊(パク・ジョンジュン)処長は公捜処逮捕チームの公邸入りを阻止するため、韓国軍と警察に追加の人員派遣を要請したが、いずれも拒否されたという。
朴鍾俊・警護処長は同日午前、公捜処逮捕チームが漢南洞の公邸敷地内に入ろうとした際、正門でこれを阻止しようとした。しかし大統領を含む要人の公邸が集まる漢南洞公館区域の正門などを守る首都防衛司令部所属第55警備団は午前8時2分、逮捕チームに正門を開放した。その後逮捕チームが正門を通過し500メートルほど離れた公邸に向かったところ、大統領警護処の職員らは公邸の200メートルほど手前でこれを阻止した。その過程で朴鍾俊・警護処長は韓国軍第55警備団と警察202警備団に隊員の追加派遣を要請したが、いずれもこれに応じなったという。
大統領警護法によると、公邸など大統領と最も近い警護は警護処が担当し、公邸の正門と周囲の防衛は首都防衛司令部第55警備団が、公邸外郭の警備は警察202警備団が担当する。韓国大統領室の関係者は「朴鍾俊・警護処長はこの日第55警備団・202警備団と合流し逮捕チームの公邸進入を阻止しようとしたが、軍からも警察からも支援が来なかったため非常に当惑した」と明らかにした。
大統領警護法第15条は「警護処長は国家機関長などに公務員派遣などの協力を要請できる」と定めている。これに基づき第55警備団と202警備団は警護業務に関して通常は警護処長の指揮・統制を受けてきたという。ところがこの日軍と警察は「協力要請は必ず従わねばならないわけではない」との論理で警護処長の要請を事実上拒否したことが分かった。
与党のある幹部は「崔相穆(チェ・サンモク)権限代行は警察に警護処を支援するよう指示したが、警察はこれも聞かなかったらしい」と伝えた。韓国大統領府は同日崔相穆・権限代行に対し「202警備団はもちろん、大統領室庁舎を警備する警察101警備団も追加の人材派遣が必要だ」との意見を伝え、崔相穆・権限代行はこの支援要請に応じるよう警察に指示したという。しかし警察の関係者によると、警察幹部は逮捕状執行に妨害となる行為は原則的にできないと考えていたようだ。
軍と警察のこのような対応を受け「尹大統領は公権力に対する指揮・統制権を喪失し孤立したようだ」との見方も出ている。金竜顕(キム・ヨンヒョン)元韓国国防部(省に相当)長官や趙志浩(チョ・ジホ)警察庁長など非常戒厳作戦に参加した軍と警察幹部が内乱容疑で身柄を拘束されたことも影響したとみられる。そのため最後まで公捜処逮捕チームの公邸進入を阻止したのは大統領警護処で、後に第55警備団の一部も警護処を支援したという。
公捜処は逮捕状を執行できなかったことについて「大統領警護処の指揮・監督者である崔相穆・権限代行には、警護処に対して逮捕状執行に応じるよう命令を下してもらいたい。この点を今後強く要求する予定だ」とコメントした。しかし朴鍾俊・警護処長は「警護処の指揮・監督者は今も尹大統領」と考えているという。尹大統領は弾劾訴追により権限停止の状態だが、今も警護処の警護を受けているからだ。
梁昇植(ヤン・スンシク)記者、ヤン・ジホ記者、チュ・ヒョンシク記者
"주술·저질 음모론에 머리가 완전 세뇌", "정상 아냐..부끄럽다" 보수도 폭발-[핫이슈PLAY] MBC뉴스 2025년 01월 04일
「魔術と低品質の陰謀論に完全に洗脳されている」「正常じゃない。恥ずかしいです」報酬も爆発 - 【ホットイシューPLAY】MBCニュース 2025-01-04
2025/1/4
윤석열 대통령은 '실시간 유튜브중계'로 관저 앞 집회를 보고 있다며 농성 중인 지지자들을 격려했습니다. 이미 윤 대통령은 계엄의 빌미로 내세웠던 '부정선거' 음모론 등에서 극우 유튜버들과 인식을 같이 해온 걸로 드러나고 있습니다. 특히, 군사독재 시절에나 통용됐던 이른바 '비상대권' 개념도, 이들 유튜버들이 자주 들먹이며 발동을 촉구해온 걸로 파악됐습니다.
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、公邸前での集会を「YouTubeの生放送」で見ていたと述べ、座っていた支持者を激励した。尹大統領が戒厳令の口実として提唱した「不正選挙」陰謀論について、極右ユーチューバーと認識を共有していることはすでに明らかになっている。特に、軍事独裁政権下でのみ使用されていた、いわゆる「非常用電源」の概念は、これらのYouTuberによって頻繁に発動を促されていたことも判明しました。
'보수 원로 논객'으로 꼽히는 조갑제 전 월간조선 편집장이 '내란 수괴' 피의자 윤석열 대통령에 대해 "극단적인 유튜브에 완전히 세뇌됐다"며 "영혼이 총체적으로 망가졌다"고 직격했습니다. 조 전 편집장은 CBS라디오 '박재홍의 한판승부'에 나와 "음모론과 주술은 한 인간을 총체적으로 망가뜨리는 것"이라며 윤 대통령의 최근 담화문을 분석한 결과 이같은 결론을 내렸다고 말했습니다.
「保守派の長老コメンテーター」とされるウォルガン朝鮮の元編集長チョ・カップジェ氏は、「暴動」の容疑者である尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を直接攻撃し、「過激なユーチューバーに完全に洗脳されている」「魂が完全に壊れている」と述べた。「陰謀論と魔術は人間を完全に破壊することです」と趙氏はCBSラジオの「パク・ジェホンの試合」で述べ、尹大統領の最近の発言を分析してこの結論に至ったと述べました。
【KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領側がこのほど憲法裁判所に提出した答弁書で「非常戒厳令は既に解除され、保護すべき利益が失われたため、憲法裁判所での審理の必要性はない」と主張したことが明らかになった。
大統領側は40ページに及ぶ答弁書で「非常戒厳令により国民の生命や身体など基本的権利の侵害は一切なかった」と強調した。また、「戒厳令発動当時、韓国は無政府状態に陥る寸前の非常事態であり、不正選挙の真相究明が急務だった」と述べた。
さらに、米連邦最高裁がトランプ前大統領の選挙結果を巡る判決で「大統領の憲法上の最終的かつ専属的な権限行使は議会や裁判所の審査対象にならない」とした事例を引き合いに出し、大統領の政治的判断による非常戒厳令の発動が正当であることを訴えた。
ユン大統領側はまた、非常戒厳令を歴代大統領の政策決定と比較した。例えば、パク・チョンヒ(朴正熙)氏によるベトナム派兵やノ・ムヒョン(盧武鉉)氏のイラク派兵は多くの人命が失われたが、統治行為として審査対象外とされたことを例示した。
一方、チェ・サンモク(崔相穆)大統領権限代行が任命した憲法裁判官については、問題視する姿勢を見せた。特に、ハン・ドクス(韓徳洙)首相の弾劾が議決定足数不足で無効となる場合、チェ・サンモク副首相による裁判官任命も無効になると主張した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
韓国:追放された尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を守り、逮捕を防いでいるのは誰なのか?
韓国の政治メロドラマは続いています。「反乱」の容疑で逮捕状が出された尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、1月3日(金)に逮捕を阻止した。大統領保安局の隊員は捜査官を阻止した。民主党の野党は、尹大統領に忠実な警察、軍、情報機関で構成されるこの近接警備隊の長に対して「司法妨害」の苦情を申し立てた。
公開 : 更新日:
1月3日(金)、尹錫悦(ユン・ソクヨル)事件を担当した「高官汚職捜査局」の職員たちは、6時間待ち、150人の警察官を動員したが、追放された大統領を守る人間の壁を突破することができなかった。何千人もの超保守派が韓国の彼の住居の門前に集まったが、それだけではない。
参照韓国:捜査官は彼の住居に定着した追放された大統領を逮捕できませんでした
大統領保安庁、まだ尹氏に忠実
大統領警護隊はまた、捜査官の介入を防いだ、とカルロッタ・モルテオは説明する。大統領保安庁は、最近まで、追放された大統領の幼なじみで、後に国防部長官になった金英鉉(キム・ヨンヒョン)が率いており、彼は12月初旬に戒厳令を発布した大失敗の扇動者としての役割で現在投獄されている。
1963年に創設された大統領の側近は、朴正煕(パク・チョンヒ)政権を含むさまざまな軍事政権下で権力の絶頂にあったが、民主化の過程でいくつかの特権を失った。
首都防衛司令部は、その主要な機能から一歩踏み出しています
韓国の新聞によると、兵士で構成された別の部隊も捜査官を撃退するための最前線にいた:首都の国防司令部。その使命は通常、北朝鮮の侵略からソウルを守ることです。
しかし、この司令部は、元国防大臣によって、再び、彼が投獄される前に、大統領官邸の周囲を監視し、伝統的にこの機能を果たしている警察を排除するという任務を命じられていたはずだ。この場合、後者は捜査官と司法の側に立っています。
さて。
1月3日(金)の捜査官の失敗により、彼らの作戦行動の余地が大幅に減少したと、ソウルのニコラス・ロッカは報告している。彼らは、1月6日月曜日に逮捕状が期限切れになる前に、さらに大きな手段で、1月4-5日の今週末に再逮捕を試みることができます。リスクは、平日よりもさらに多くの群衆に直面することです。
もう一つの選択肢は、逮捕状の延長を1月6日以降に要求することである。これは時間を稼ぎ、大統領の警護を弱体化させるだろう。警察はすでに、治安機関の長官とその副官に対する「司法妨害」の捜査が開始されたと発表している。2人の男性は尋問のために召喚されました。
最終的な可能性は、暫定大統領のチェ・サンモクが大統領警護隊を強制するための逮捕状を支持することだろう。しかし、捜査官の要求にもかかわらず、彼はしばらくの間沈黙を守っています。
追放された大統領ユン・ソクヨル(尹錫悦)大統領の逮捕に失敗した韓国の混乱も参照してください
公捜処は3日午前8時頃、内乱首謀者の容疑が持たれている尹大統領の逮捕状の執行に乗り出したが、警護処の捜索拒否で午後1時30分頃に執行を中止したと発表した。公捜処は「逮捕状の執行と関連し、長引く対峙状況で事実上逮捕状の執行が不可能だと判断し、執行阻止により現場職員の安全が懸念されることから、執行を中止した」とし、「今後の措置は検討してから決める予定」だと述べた
■シナリオ1:逮捕状の再執行なるか
尹大統領の1回目の逮捕には失敗したが、公捜処が令状の再執行を試みる可能性もある。尹大統領の逮捕状の期限は6日までで、時間がまだ残っているためだ。たとえ期限内に令状を執行できなかったとしても、棄却された事案ではないため、「形式的請求と再発付」を通じて逮捕状の期限を延長することができる。この場合、裁判所は特別な事情がない限り、令状執行期間の延長に応じる。ただし、この日の逮捕状の執行過程で警護処はバスや車などを配置し、軍兵力まで動員して阻止しており、近日中に逮捕状を再執行しても同じ状況が繰り返される可能性が高い。
公捜処は令状再執行の際、警察規模をさらに増やして執行に乗り出すものと予想される。公捜処はこの日、逮捕状の執行中止後に開いた会見で、「公捜処の検事と捜査官約20人、警察機動隊兵力約80人など100人余りが執行に投入されたが、警護処の職員200人余り(推定)に幾重にも囲まれて到底(官邸に)入ることができなかった」と説明した。投入された職員より2倍以上の人数が官邸付近の狭い路地に密集し、進入を塞いだため、執行が難しかったということだ。
■シナリオ2:警護処長を先に強制捜査か
このため、逮捕状の再執行前に令状執行を阻止している大統領警護処長に対する強制拘引捜査が先に行われる可能性もあるとみられる。公捜処とともに共助捜査本部を設けた警察はこの日、逮捕状の執行が中止された直後「警護処長と次長を特殊公務執行妨害の容疑で立件した」と発表した。これに先立ち、公捜処も警護処が阻止した場合、公務執行妨害などの容疑で逮捕する可能性があると警告した。ただし、今回の執行では狭い空間での物理的衝突などの懸念から、警護処関係者に対する現行犯逮捕は行われなかった。公捜処は、警護処の反発が明らかなだけに、尹大統領の逮捕状の期限が切れても、警護処長などの身柄を迅速に処理することを目標にする可能性も高い。
■シナリオ3:尹大統領を取り調べることなく拘束令状を請求か
警護処の反発が激しい状況なので、直ちに尹大統領に対する事前拘束令状を請求することも考えられる。いずれにせよ逮捕状執行から48時間以内に拘束令状を請求しなければならないため、無理に逮捕状を執行しない可能性もあるからだ。尹大統領側は刑事訴訟法第110、第111条などを口実に、逮捕状が違法に発付されたと主張している。これに対し、公捜処が論議を解消するため、逮捕状の執行よりは拘束令状の請求を念頭に置く可能性もある。だが、これもやはり尹大統領側が「違法捜査」だと主張し、拘引に応じなかった場合、令状が発行されたとしても執行が難しくなることもあり得る。
特検の調査を受けた朴槿恵(パク・クネ)元大統領も捜査機関の捜査に応じず、憲法裁判所が大統領罷免決定を下した後の2017年3月21日に検察に出頭し取り調べを受けた。
これと関連し、公捜処関係者は「今後の措置に対しては検討中であるため、直ちに答えることは難しい」と語った。
クァク・チンサン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )