国連総会と日程丸被りで海外要人から総スカン…岸田首相「国葬」の大誤算
配信 女性自身
安倍元首相が銃弾に倒れてわずか6日後、岸田首相は国会審議も経ず「国葬にする」と宣言している。
「安倍元首相を奉りあげることで右派勢力を巻き込み、政権を盤石にしたい岸田首相と、麻生副総裁の思惑があったと言われています。 また、岸田首相自身も非業の死をとげた安倍元首相の国葬をすれば、国民からの支持率が上がると考えたのでしょう」 そう指摘するのは、元朝日新聞政治部記者で、現在はフリージャーナリストの鮫島浩さん。
ところが、安倍元首相や自民党と旧統一教会の“ズブズブ”の関係が明らかになるにつれ、国葬の実施に対し懐疑的な声が急増。報道各社の世論調査では、軒並み反対が賛成を上回っている。 にもかかわらず、かたくなに国葬の実施を貫いた岸田内閣。その結果、最新のJNNの調査では初めて不支持が支持を上回り、内閣発足以来最低の支持率を記録した。
■岸田首相が国葬をやめられない理由 華やかな外交舞台になるとうたわれた国葬だがそれも難しそうだ。G7の首脳級で来日するのはカナダのトルドー首相のみ。安倍元首相は“海外から高い評価を受けていた”はずなのに、なぜなのか。
「あまりにも時期が悪すぎます。安倍さんの国葬とほぼ同時期の9月20~26日に、ニューヨークで国連総会が開催されるんです。各国代表はそこに出席しますから、わざわざ来日して弔問外交をする必要がありません」 そう明かすのは、元外務省国際情報局局長で駐イラン大使などを務めた孫崎享さん。
「本来なら外務官僚が日程変更を進言するはずですが、安倍・菅政権時代は、異を唱えるとクビを飛ばされた。岸田さんは、そこまでしないでしょうが、官僚は様子を見ているんでしょう」(孫崎さん)
そのうえ、安倍元首相の“個人的なつながり”さえ砂上の楼閣だったことが露呈した。
「あれだけトランプ、トランプと言っていたのですから、トランプさんは駆けつけたっていい。しかし弔問しないところを見ると、表面的な関係だったのでしょう」 早々に国葬を決定した岸田首相としてはメンツが丸つぶれ。加えて、本誌取材班が試算した国葬費用が波紋を呼び、「後出し」するはずだった国葬の総費用約16億6千万円も公表するはめに。思いどおりには進まなかったようだ。
「岸田首相は支持率低下をかなり気にしているので、いますぐにでも国葬をやめたいハズ。そうすれば支持率は爆上がりです。 でも、まわりはそれを許しません。今後3年間国政選挙はないので、自民党としては支持率が下がろうが痛くもかゆくもない一方で、岸田首相の人気が低迷するほうが都合のいい“ポスト岸田”を狙う人たちが自民党内にいるからです。 岸田首相が国葬をやめるそぶりを見せようものなら『そんなことをしたら外交問題になります』などと言って止められてしまいます」(鮫島さん) 国家の一大事なのに、足の引っ張り合いしかしていないとは……。図らずも“国葬”があぶり出した日本の闇は深い。
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イギリス・エリザベス女王の死去を受けて、天皇皇后両陛下は12日、弔問の使いとして、側近トップである侍従長をイギリス大使館におくられました。
トランプ前米大統領、エリザベス女王国葬に招待されず 参列希望も現職国家元首と配偶者らに限定
トランプ氏はエリザベス女王が8日に死去したことを受け、同時午後に自身のSNSで女王との写真と共に「深く悲しんでいます。女王に神のご加護がありますように」と追悼のコメントを発表。女王はすばらしく、美しい女性で、彼女のような人物はいないと称賛していた。在任中の2019年に国賓として英国を訪問し、バッキンガム宮殿で行われた女王主催の晩餐会に招かれていたトランプ氏は、女王の国葬への参列を望んでおり、側近がバイデン大統領は弔問団にトランプ氏を加えるべきだと語っていた。
2013年に南アフリカのマンデラ元大統領が亡くなった際などこれまで諸外国の国葬では、現職の大統領が弔問団を率いて参列するのが通例となっていたが、その伝統に反して、女王の国葬への招待者は現職の国家元首とその配偶者またはパートナーに限定されたとデイリー・ビーストは伝えている。国葬とそれに関連するイベントではスペースの問題から、国家元首の配偶者以外の家族やスタッフ、側近も参列できないと英外務省のガイドラインに記されているという。
一方、国葬に参列する外国の要人はヘリコプターの使用を避けるため、民間機を利用することを求めており、会場となるウェストミンスター寺院までの移動も車ではなく、シャトルバスを利用することになると英タイムズ紙は報じており、バイデン大統領もバスに乗車する可能性が浮上している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)(朱字は管理人)
エリザベス女王の国葬は現職の国王ですので議会の同意承認は必要ない。
「イギリスの国葬は国会承認が必要」とかいうデマについて
エリザベス英女王の「国葬」(state funeral)が19日に首都ロンドンのウェストミンスター寺院で行われる。英国の国葬は法律ではなく慣習に基づくもので、国家元首の女王や国王は国葬となる。日本でも安倍晋三元首相の国葬への関心が高まる中、英国の国葬事情をまとめた。
女王の国葬日程 国民へ詳細に公開
「女王のひつぎは13日午後、(女王が死去した)スコットランドから空軍機で飛び立ち、同日夕に(ロンドン郊外の)ノースホルト空軍基地に到着する」「ひつぎは14日午後、ウェストミンスター宮殿に移され、ウェストミンスター・ホールで国葬の日(19日)の朝まで安置され、一般公開される」。英王室は10日、国民の関心事である女王の国葬について、ホームページで日程や場所などを詳細に公開した。
英国では女王や国王以外でも国葬となる場合がある。明確な基準はないが、「際立った功績の人物」(英BBC放送)が対象とされる。過去には万有引力の法則を発見した科学者ニュートンや、英本土侵攻を目指したナポレオン配下のフランス・スペイン連合艦隊を「トラファルガーの海戦」で破ったネルソン提督も国葬となった。
最近では第二次大戦を勝利に導いたチャーチル元首相も1965年に国葬が行われたが、英メディアによると、王以外の人物を国葬とする場合、王室と議会の同意が必要という。
一方、王以外の王室メンバーや首相経験者らは国葬に準じる「儀礼葬」(ceremonial funeral)が多く、ダイアナ元皇太子妃やサッチャー元首相は儀礼葬だった。また、エリザベス女王の夫のフィリップ殿下が昨年4月に99歳で死去した際も儀礼葬だったが、新型コロナウイルス流行下だったため、近親者約30人だけの小規模な葬儀となった。
エリザベス女王の国葬にかかる費用は不明。英メディアによると、最近の王室の葬儀では、エリザベス女王の母エリザベス皇太后が2002年に101歳で死去した時の儀礼葬は540万ポンド(約8億9000万円)かかったが、その多くは警備に関する費用だったという。【ロンドン篠田航一】
演出家の宮本亞門氏(64)が13日、自身のツイッターを更新。9月27日に実施される安倍晋三元首相の国葬の案内状が届いたことを明らかにした。
「どうしてこれが僕に? 何かの間違いでしょう。政治家でもなく桜を見る会すら呼ばれたことがないのに。もちろん私は行きませんが。宮本亞門 #国葬反対」とつづり、案内状の画像を投稿した。
フォロワーからは「住所もどこでわかるの?」「こんな風に呼ばれるんだ、しかもいきなり」「住所の知れてる著名人に手当り次第送ってるんだろうなぁ」などと投稿が寄せられた。
首相、英女王国葬見送りへ 天皇、皇后両陛下が参列
配信 共同
2022年防災功労者表彰式であいさつする岸田首相=13日午後、首相官邸
岸田文雄首相は、19日に行われるエリザベス英女王の国葬への参列を見送る方針を固めた。英国からの招待状は国家元首ら2人分で、天皇、皇后両陛下が参列される方向となったため。複数の政府関係者が13日、明らかにした。