林芳正官房長官が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体の関係者と面会していた問題で、林氏の地元・山口県宇部市の篠崎圭二市長は8日、自らが面会の調整をしたと明らかにした。篠崎市長は林氏の元秘書で、以前に教団関係者と話す機会があったという。面会を調整したことについて「認識が甘かった」と述べた。
同日開かれた、篠崎市長の定例記者会見で認めた。
面会は2021年9月、県内の事務所であった。翌10月には衆院選があり、林氏は衆院山口3区にくら替えして立候補するため、参院議員を辞職していた。
篠崎市長によると、自身が初当選した20年11月の宇部市長選の告示前、支援者を通じて市内の教団施設で施策などについて話す機会があったという。林氏との面会は「市長選でお世話になった人から『面談を調整してほしい』という依頼があり、日時・場所を設定した」と説明した。
面会の内容については「当時はたくさんの人を紹介しており、当事者同士が話したことは覚えていない」と述べた。林氏に関連団体の関係者であることを伝えたかは言及がなかった。
林氏は「面会当時、相手方が関連団体の関係者であるという認識はなかった」と説明している。【柳瀬成一郎】
林芳正官房長官は9日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体の関係者との2021年9月の面会に関連し、推薦確認書に署名したかを問われ、「私は署名していない。すなわち、旧統一教会および関連団体の掲げる方針に一切賛同していないということだ」と強調した。
朝日新聞は9日付朝刊で、面会時に関連団体側が推薦確認書を提示したと報じた。林氏はこれについて「私の事務所の者や面会の調整に当たった地元政界関係者にも確認したが、提示された記憶がある者はいなかった」と述べた。【小田中大】
元外務審議官で小泉純一郎政権時代に日朝交渉を担当した田中均さんが、8日までにX(旧ツイッター)に新規投稿。自民党の二階俊博元幹事長が、在任中の5年間に約50億円の政策活動費を党から受け取っていたとされることについて、「全て領収書をもって確定申告する国民を愚弄している」と批判した。
田中さんは「パーティー裏金といい文書費といい、何に使われたのかわからないお金を政治活動の名の下で正当化している」と指摘。そのうえで「二世議員やいつまで経ってもやめない長老議員が多いわけだ」とあきれ、「全て領収書をもって確定申告する国民を愚弄している」と厳しくつづった。
コメント欄には「裏金、裏金っていうけど、お金の出所を見極めて欲しいですね」「国民の金で高級料亭や銀座で豪遊する姿が目に浮かびます」「絶対権力は、絶対に腐敗する」などの声が寄せられている。
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元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が9日、YouTubeチャンネルを更新。裏金問題による派閥の解散で自民党が混乱状態にある中で、小池百合子東京都知事が総理候補として注目を集めているという話題を取り上げた。
高橋氏は「ついにジョーカーが出てきた」とニヤリ。「普段は何もしなくて、こういうときだけグイッと出てくるのが小池さん。彼女の最も得意とする分野」と「小池劇場」を予測した。
公職選挙法違反で逮捕、起訴された柿沢未途被告が議員辞職した補欠選挙が4月に行われ、そこに自民党に協力するモーションを出す形で、国政復帰をはかるのでは?とコメント。「小池さんも70歳を過ぎているからラストチャンス」と話した。
「普段は政策は無茶苦茶なんだよね」と、2017年に築地市場が豊洲に移転する際に、小池知事が「安全だが安心ではない」と発言して開場が遅れたことを引き合いに、「あれで豊洲の開発がものすごく遅れちゃった。『千客万来』だって開業が遅れて、ヒドイ迷惑をかけているのに、全然シャーシャーとテープカットしている。凄いよな。あの方こそ、THE政治家。こういう政局のときこそ、やる気が湧いちゃうんじゃないの」と話した。
肝心の総理への道に関しては「岸田派だって麻生さんを落としたらなれるかもしれない。大宏池会を落としたらなれるかもしれない」とありえない話ではないと睨んだ。
9日の衆院予算委員会で、立憲民主党の渡辺創議員が、二階俊博元自民幹事長が在任中に受け取ったとされる約50億円の政策活動費に関して「一覧にするとなかなかの迫力」としてパネルを提示した。
渡辺氏は岸田文雄首相(自民党総裁)に対し、「客観的にみて、年内に使いきれるような額かも含め二階さんに疑義がある。正規に使われたのか、まさかとは思うが個人的蓄財や選挙買収の原資になるようなことはなかったと確認しておくのが必要ではないか。確認されてはどうか」とただした。
これに岸田首相は「政策活動費については党勢拡大をはじめ定められた目標のために使われている。その認識に変わりはありません。それについての確認しろということについては、内容を明らかにするのは、共通ルールであきらかにするべき」と述べた。
渡辺氏は「二階さんから聞き取ってここで説明してくれといってるんじゃない。自民党総裁として、適切になされているのかを二階さんに聞くという作業をされたほうがよいのではないかといっている。それもできないのか。言葉は勇ましいが実態が伴っていない。岸田総理が火の玉になって二階幹事長に、きちんとなされていますねということを聞くことすらできないんですか」とただした。
岸田首相は、「派閥の政治資金パーティー問題で不信を買ったことは反省し、お詫びする」「経緯は、実態把握につとめる」「あわせてさまざまな課題に指摘があり、政策活動費もそのひとつだと思う」「これについては従来ルールに基づいて行われているので、ルールを変えるというのであれば、各党、各会派が共通ルールを定めるということで議論すべきだと申し上げている」「それは議論すべき課題」との主旨で長い説明を行った。
渡辺氏は「聞けないんですか?確認されてはどうですか?と言ってるだけ。残念な答弁なんでこれ以上やりません」と質問を変えた。
まさに「裏金・脱税追及」国会だ。衆院予算委員会は8日の理事会で、政治資金問題に関する集中審議を14日に行うことで合意。自民党の裏金事件に端を発し、先月29日にも同じ議題で集中審議を実施しており、短期間に同一の個別案件をテーマに開催するのは異例だ。目下の焦点は、政党が国会議員に支出する「政策活動費」。過去に50億円もの「掴み金」を手にした二階俊博元幹事長の脱税疑惑もくすぶる中、日刊ゲンダイの調べでさらに怪しい支出が判明した。
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「5年間、365日24時間、雨の日も晴れの日も寝てるときも起きてるときも、1時間ごとに10万円。ひたすら政治のためにお金を支出し続けた。あり得ますか、あり得ないですよ」(立憲民主党の米山隆一衆院議員)
野党は衆院予算委で連日、「脱税疑惑」を追及。主なターゲットは巨額の政策活動費を受け取ってきた二階元幹事長だ。政策活動費はいったん支給されたら、使途公開の義務のないブラックボックス。領収書不要の「合法的裏金」で、特に自民党では重点的に支給される幹事長の「力の源泉」となっている。
二階氏は過去に計約50億6000万円、うち47億7000万円を歴代最長の5年に及んだ幹事長在任中に受け取った。5年間の使途不明額はおよそ50億円。単純計算で1年10億円、1時間あたり10万円近い額となる。
問題は、残額が生じると課税の対象となることだ。国税庁幹部は国会で「年末に余っていれば納税の義務がある」と一貫して答弁。これだけの額を使い切っていなければ、確定申告の形跡がうかがえない以上、二階氏には脱税の疑いが生じる。
日刊ゲンダイは公開中の自民党本部の政治資金収支報告書(22年までの3年分)から年内ギリギリの12月分に絞り、政策活動費の支出を確認。改めて非常識な実態が浮上した。
2020年12月8日には「5310万円」「5000万円」「5000万円」と同じ日に3回に分け、二階氏に計1億5310万円も支出。この年、二階氏が受け取った総額6億3000万円のうち、4分の1がたった1日に集中していた。異常だ。
■「1時間に27万円」を使い切らなければ脱税対象に
当日も含めて大みそかまで残り24日。使い切るためのノルマはキツい。1日あたり約638万円、1時間に約27万円、1分換算で約4430円を消費しなければ、二階は納税の義務を課される。
自民党現幹事長の茂木敏充氏も二階氏の手口を踏襲。21年11月の就任から22年末までに総額12億1670万円を受け取ったが、21年12月10日には「5520万円」「5000万円」「5000万円」と、やはり同じ日に3回、計1億5520万円を受領。この年の12月は7~8日にも2日連続で3000万円ずつもらい、締めて2億1520万円に上る。
翌22年も12月7日に3回に分け、計1億7850万円を受け取ったほか、同月9日にも3000万円を受領し、計2億850万円。両年とも年内に残金を発生させないためのノルマは、二階氏よりも跳ね上がっているのだ。
「党所属議員に配る年末の“餅代”に充てているのでしょうが、各議員とも血税からボーナスをどっさり得ています。まだカネが欲しいのか。使途を公開しない限り、脱税疑惑は晴れないのに、岸田首相はかたくなに拒む。よほど、後ろ暗い実態があるとしか思えません。自民党への政党交付金は年間約160億円。幹事長に10億円もの掴み金を渡せるほどカネ回りが潤沢なら、血税を原資とする交付金は必要ない。返上するのが筋です」(政治評論家・本澤二郎氏)
茂木氏の政策活動費が残っていれば、まだ脱税の時効は迎えていない。現職幹事長の税務調査に、国税庁は乗り出すべきだ。
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