2024/12/27
石破茂首相は27日、東京都内で講演し、予算案や重要法案が否決された場合の衆院解散は「憲法の趣旨からして当然あり得べきことだ」と述べた。来年1月24日に召集される通常国会をにらみ、野党をけん制する狙いがあるとみられる。
また首相は、内閣不信任決議案が可決された場合の対応について「衆院の意思はそうだが、内閣としてはそうは考えないという時に、最後に決めるのは主権者である国民だ。主権者たる国民の信を問うことは当然あり得べきことだ」と述べ、衆院解散の可能性に言及した。一方で、「今それをやるとか、そういう物騒なことを言っているわけでは全くない」とも述べた。【内田帆ノ佳】
政府 通常国会 1月24日召集の方針 参院選は7月20日の見通し
「政府は1月24日に召集する方針を固め、政府高官が26日に自民党幹部に伝えました。
また、合わせて、通常国会の提出法案は60程度になるという見通しも伝えました。
これにより、150日間の会期が延長されなければ、公職選挙法の規定などにより、参議院選挙は7月20日になる見通しです。」