コロナワクチンの初期試験で抗体 ファイザー開発、英科学誌に発表
【ワシントン共同】米製薬大手ファイザーのチームは12日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種した人に、ウイルスに対抗する抗体ができたとする臨床試験の初期成果を英科学誌ネイチャーに発表した。
ワクチンはドイツの企業ビオンテックとの共同開発。7月末に3万人対象の臨床試験が米国で始まった。順調なら10月にも米食品医薬品局(FDA)の安全性や有効性の審査を受け、認められれば年末までに最大1億回分、来年末までに13億回分の製造を目指すとしている。
日本政府は開発に成功した場合、来年6月末までに6千万人分の供給を受けることでファイザーと基本合意している。
東京都は13日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに206人確認されたと発表した。1日の感染者が200人を上回るのは、12日(222人)から2日連続で、都内の累計感染者は1万6680人となった。
富士フイルムHD、アビガンの治験 1カ月後に完了へ
2020年8月13日16時48分 朝日新聞
東京 13日 ロイター] - 富士フイルムホールディングス<4901.T>は13日、新型コロナウイルス治療薬の候補「アビガン」の臨床試験(治験)について、約1カ月後に治験が完了し、承認に必要なデータがそろうとの見通しを示した。同日のオンライン会見で岡田淳二取締役が述べた。
これまで治験患者が集まらず計画が遅れていたが、感染者数が増えた影響で治験に必要な患者数にめどがついたという。16日から最終の治験に入り、約1カ月の観察期間を経て「すべてのデータがそろう」という。データ解析を経て、承認・申請のタイミングなどは当局と今後、詰めるとしている。
沖縄県、コロナ警戒レベルを最高の4に引き上げ…独自の緊急事態宣言を29日まで延長
沖縄県の玉城デニー知事は13日、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスの警戒レベルを最も高い4(感染蔓延期)に引き上げ、15日までとしていた独自の緊急事態宣言を29日まで延長すると発表した。