それにしても稲田朋美のような人間をなぜ防衛大臣にするのか?金田法務大臣の人事とともに安倍晋三の妄想は想像を絶する。
*制服組と背広組
防衛庁職員のなかで自衛官が制服組、それ以外(事務次官、参事官、内局部員、事務官、技官、教官、学生)を背広組と俗にいうわけです。
階級は関係ありません。
文民統制の文民とは防衛庁職員でない者のことです。政治家が国民を代表しているので、政治家のことと思っても、あながち間違いではありません。
防衛大学校出身者は自衛官に任官した時点から制服組です。
日刊ゲンダイ
反乱官僚が“稲田潰し”開始 隠蔽容認報道は省内リーク濃厚
2017年7月21日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209787
「日報廃棄」問題で大揺れの稲田朋美防衛相(58)。防衛官僚による「隠蔽」を了承していた疑いが強まっている。今回の一件、情報の出元は自衛隊の上層部だとみられている。防衛大臣に就任後、現場をバカにし、勝手なことをやってきた稲田大臣に対し、自衛隊幹部はカンカンになっている。怒りを募らせた制服組は、稲田朋美防衛相を辞任に追い込むつもりだ。
自衛隊内での稲田大臣の嫌われ方は相当なものだ。自衛隊関係者はこう言う。
(中略)
共同通信がウソの報道をするわけはない。
「今回の報道は、自衛官の実情を把握していない稲田大臣に不満を募らせた防衛官僚のリークの可能性があります。私もかつて通信社で働いていた経験があるので、共同通信が“フィクション”の記事を書くとは思えません。確たる情報源があっての報道でしょう。稲田大臣が辞任しない限り、同様のリークが続くこともあり得る。稲田大臣は、事細かに部下の報告をチェックしていたといいますから、『報告は受けていない』という説明はにわかには信じられません。しっかりと検証する必要があります」
7月の中央省庁人事は一段落。防衛省も自衛隊も怖いものはない。加計学園問題でも、内部から続々と「証拠文書」が流出した。“文科省の春”が、防衛省に飛び火した格好である。それもこれも、稲田大臣を更迭しなかった安倍首相の自業自得である。
【追記】
(あるtwitter)
なんちゃって防衛相の稲田朋美と、制服組との対立。これは任命した安倍晋三が悪い。稲田に国防を任せるなど、制服組を侮辱するに等しい。しかも幾つもの失敗にもかかわらず稲田を辞めさせなかった。防衛相はこれでいいといっているようなものだった。