首相動静(10月30日)
2020年10月30日16時13分
午前7時7分、官邸着。同14分から同52分まで、岡田直樹官房副長官。
午前8時49分から同9時5分まで、閣議。
午前9時51分、官邸発。同52分、国会着。同54分、参院議長応接室へ。同57分、同室を出て、参院本会議場へ。同10時1分、参院本会議開会。
午前11時33分、参院本会議休憩。参院本会議場を出て、同35分、国会発。同37分、官邸着。
午前11時40分から同41分まで、北村滋国家安全保障局長。
午後0時51分、官邸発。同53分、国会着。同56分、参院議長応接室へ。同57分、同室を出て、参院本会議場へ。同1時1分、参院本会議再開。
午後3時51分、参院本会議散会。同52分、参院本会議場を出て、同53分、国会発。同55分、官邸着。
首相はこれまで、学術会議側が作成した105人の推薦候補者名簿を「見ていない」と発言。名簿を見ずに6人除外を決めたと説明していることに対し、共産党の志位和夫委員長は「語れば語るほど支離滅裂だ」と追及した。
◆「任命の変更は考えていない」
大久保貴裕、末崎毅
週刊新潮は同日発売号で、横浜市内にある公有地売却の土地鑑定やその後の転売をめぐり、同県が作成した交渉メモに支援者の発言として、「菅官房長官へ話しに行く」などと記されていたと報じている。
首相は「報道で指摘された企業経営者は面識を持った方」と認め、2007年まで月2万5千円の寄付を受けていた。08~11年に支援者が経営する企業の物件を事務所として賃借していたと説明した。
同誌の報道を受け、神奈川県の黒岩祐治知事は29日夕、県庁で記者団に「菅首相周辺からの働きかけはもとより、政治的な圧力や忖度(そんたく)は一切なく、適正な手続きによって行ったものだ」と述べた。
黒岩知事の説明によると、この土地について、隣接地主だった菅首相の支援者から、保育所整備のため売却してほしいと持ちかけられ、横浜市からも配慮を求められたため随意契約で売却した。しかし、保育所整備のためには道路幅が足りず、市の開発許可が得られなかったことが事後に判明した。
この点について、黒岩知事は「確認が不十分だった」と釈明。一方で、買い戻しても、支援者に売却した価格以上で売却できる見込みがなかったため、買い戻すのは適切ではないと判断したという。(大久保貴裕、末崎毅)
日本学術会議の新会員任命拒否騒動は発覚から1カ月が経過した今も収まる気配がない。「安全保障関連法に反対する学者の会」の調べによると、10月28日現在、約500の学協会がこの件に対する抗議声明を発表している。今回論壇時評を書くにあたり、そのすべてに目を通した。切迫感を持つ強度の高い言葉の塊に「論壇」の理想的な姿を見た。
例えば日本科学史学会会長声明(〈1〉)では、科学史の観点で政治と科学者の独立性を巡る綱引きを知ることができる。
日本思想史学会総務委員会の声…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り:3478文字/全文:3695文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
首相、やじにいら立ち 本会議で再三注意要請