鍵山優真が圧勝V 佐藤駿2位 四大陸フィギュア
佐藤駿(Shun Sato)が合計274.59点で2位に入り、韓国の車俊煥(Cha Jun-hwan、チャ・ジュンファン)が合計272.95点で3位に続いた。
鍵山は2本目の4回転フリップで着氷が乱れるミスがあったが、それ以外は表現力豊かでスピードのある圧倒的な演技の質の高さを見せつけ、ショートプログラム(SP)首位からそのまま圧勝を飾った。
得点を聞くと、口を大きく開けて驚いた様子を見せた鍵山は「すごくびっくりしたし、(2022年の)五輪以来の300点を出すことができたのでうれしかった」と喜び、3月の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2024)へ向けて「もっと自分の技を磨いて、自信をつけたい」と話した。
鍵山は足首のけがで昨シーズンは大半を棒に振ったが、今季は力強く復帰を果たし、昨年11月のNHK杯(NHK Trophy 2023)で優勝すると、同12月のグランプリ(GP)ファイナルでは3位に入った。(c)AFP
千葉百音が緊張乗り越え初V 渡辺倫果3位 四大陸フィギュア
ショートプログラム(SP)でも自己新をマークして首位に立っていた18歳の千葉は、FSでも終始余裕のあるパフォーマンスを披露。7本の3回転ジャンプを成功させ、演技後にはガッツポーズを見せた。「きょうは枯れた声が出るくらい緊張していた」と明かしたが、2位以下に大差をつけての優勝。「目の前のジャンプに集中し、一本一本跳ぶことができてよかった」と振り返った。
渡辺倫果(Rinka Watanabe)が難度の高いトリプルアクセルを決めるなどしてFS2位に入り、合計202.17点で3位に食い込んだ。韓国の金彩然(Kim Chae-yeon)が合計204.68点で2位。三原舞依(Mai Mihara)は合計184.07点で7位だった。
同日に行われたアイスダンス・リズムダンス(RD)では、カナダのパイパー・ギレス(Piper Gilles)/ポール・ポワリエ(Paul Poirier)組が85.49点で首位発進した。(c)AFP/Rebecca BAILEY
三浦/木原組は2位 四大陸フィギュア
現世界王者の三浦/木原組は、三浦の腰のけがの影響で今大会が久々の実戦。この日は優雅な演技を見せた一方でミスも多く、自己ベストを大きく下回るスコアでFS3位にとどまった。