三極委員会地域会合でもトランプの登場を身構えて待ち受ける感が強かった。私は国際政治の最大の問題は、プーチン、習近平、トランプを押さえる国内の勢力も国際的な仕組みも十分には存在しないことであり、乱暴な言い方をすれば、三者をお互いが抑止し合うことしかない、と述べた。
Alexandra Ulmer
[24日 ロイター] - トランプ次期米大統領が新政権の発足に向けて閣僚とホワイトハウス高官の人事を進めるに当たり、自身の親族の中で長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が最も強い影響力を発揮していることが、事情に詳しい関係者6人への取材から明らかになった。
自身への忠誠心を非常に重く見るトランプ氏は以前から身内のアドバイスを重視してきたが、誰の声に耳を傾けるのかには変遷がある。
トランプ陣営への献金者、トランプ氏と個人的に親しい人物や政治的に近い人物などによると、トランプ氏は2期目となる今回、人事についてトランプ・ジュニア氏のアドバイスを重用しており、J・D・バンス氏を副大統領に充てたり、マイク・ポンペオ元国務長官の起用を見送ったりした人事はトランプ・ジュニア氏の助言を受け入れた結果だという。
トランプ・ジュニア氏は保守派寄りの企業に投資するベンチャーキャピタル(VC)、1789キャピタルに加わる予定だが、消息筋の1人によると今後も政治を中心的に取り上げる自身のポッドキャストでホスト役を務め、政権入りする候補者を支援する。また新政権発足後もトランプ氏にアドバイスするが、日常的な判断に口を挟むことはなさそうだという。
一方、トランプ氏の1期目の政権で影響力が大きかった長女のイバンカ氏とその夫であるクシュナー氏はこれまでのところ大きな動きがない。クシュナー氏に近い関係者によると、同氏は中東政策に関与するものの、非公式な立場となる見通しだ。
(ドナルド・トランプ・ジュニア;画像はネットから借用)