とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

続 ビアトリクス・ポターについて

2007年03月13日 09時30分49秒 | 児童文学(絵本もふくむ)
ビアトリクス・ポター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学

ヘレン・ビアトリクス・ポター(Helen Beatrix Potter, 1866年7月28日-1943年12月22日)は、イギリスのロンドン出身の絵本作家。『ピーターラビットのおはなし』シリーズで知られる。

彼女の父、ルパート・ポターは法廷弁護士として教育を受けていたが、ほとんど仕事はせずに紳士クラブに時間を費やした。そして彼女の母は訪問者を迎えるか自分から訪れるかに時間を費やしていた。かれらは、両親の遺産で暮らしていたのである。ビアトリクスと弟のバートラムは、乳母と家庭教師の世話を受けた。彼女が成長すると両親は彼女を家政婦としてあらゆる知的発展を阻んだ。その代わりに家を監督することを要求した。おじは、ビアトリクスをキューガーデンの生徒として紹介したかったが、女だからと拒否された。

彼女の多くの事業と物語は、こっそりと家へ持ち込んだり、休日にスコットランドと湖水地方で観察した小動物が発想の素材となった。

ポターは、地衣類が菌類と藻類の共生関係であることを提唱した最初の一人でもあった。しかし、女性であったためそれを公表することが認められず、学会ではおじが論文を読まなければならなかった。

彼女の書いた『ピーターラビットのおはなし』を出版することが勧められた。しかし1902年に引き受けてくれる出版者を見つけるのに苦労した。この小さな本と後の作品はとても好評で、彼女は本の売上から独立した収入を得た。彼女はまた、出版者のノーマン・ウォーンと密かに婚約していた。だが彼女の両親は生活のために働いているウォーンとの結婚に反対した。かれは、挙式の前に亡くなり、それはビアトリクスと両親の間に不仲を引きおこした。

ポターは、23冊の本を書いた。それらは子供が手で持って読みやすいように小さな判型で出版された。1920年頃から視力が低下したため本を書けなくなってきたが、1930年に最後の作品『こぶたのロビンソンのおはなし』を発表した。

晩年はイギリスの湖水地方で牧羊場を購入し経営した。彼女はその景観を愛し、安定した著作権使用料と両親の遺産で地元の土地を買い上げた。彼女はナショナルトラスト運動の創始者の一人の友人であり、自身の財産の多くを小屋、15の農場、4000エーカー(16km²)の土地を買い、その美しさが失われないようにした。彼女の遺産は現在、湖水地方国立公園の一部となっている。また彼女が晩年に生活していた自宅はヒル・トップという名で一般に公開されている。

47歳の時、ビアトリクス・ポターは事務弁護士のウィリアム・ヒーリスと結婚したが子供はできなかった。そして1943年12月22日、ランカシャー州ニア・ソーリーにて逝去した。


ピーターラビット
[編集] 作品
ピーターラビットのおはなし(The Tale of Peter Rabbit;1902)
りすのナトキンのおはなし (The Tale of Squirrel Nutkin ;1903)
グロースターの仕たて屋 (The Tailor of Gloucester;1903)
ベンジャミンバニーのおはなし (The Tale of Benjamin Bunny ;1904)
2ひきのわるいねずみのおはなし(The Tale of Two Bad Mice;1904)
ティギーおばさんのおはなし (The Tale of Mrs. Tiggy-Winkle;1905)
パイがふたつあったおはなし (The Tale of the Pie and the Patty-Pan;1905)
ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし (The Tale of Mr. Jeremy Fisher;1906)
こわいわるいうさぎのおはなし(The Story of A Fierce Bad Rabbit;1906)
モペットちゃんのおはなし(The Story of Miss Moppet ;1906)
ずるいねこのおはなし(The Sly Old Cat ;1906)
こねこのトムのおはなし(The Tale of Tom Kitten;1907)
あひるのジマイマのおはなし(The Tale of Jemima Puddle-Duck;1908)
ひげのサムエルのおはなし(The Tale of Samuel Whiskers or, The Roly-Poly Pudding ;1908)
フロプシーのこどもたち(The Tale of the Flopsy Bunnies;1909)
「ジンジャーとピクルズや」のおはなし(The Tale of Ginger and Pickles;1909)
のねずみチュウチュウおくさんのおはなし(The Tale of Mrs. Tittlemouse;1910)
カルアシ・チミーのおはなし(The Tale of Timmy Tiptoes;1911)
キツネどんのおはなし(The Tale of Mr. Tod;1912)
こぶたのピグリン・ブランドのおはなし (The Tale of Pigling Bland;1913)
アプリィ・ダプリィのわらべうた(Appley Dapply's Nursery Rhymes;1917)
まちねずみジョニーのおはなし (The Tale of Johnny Town-Mouse;1918)
セシリ・パシリのわらべうた (Cecily Parsley's Nursery Rhymes;1922)
妖精のキャラバン(The Fairy Caravan;1929)
こぶたのロビンソンのおはなし(The Tale of Little Pig Robinson;1930)

[編集] 関連事項
The Tales of Beatrix Potter
石井桃子 - ビアトリクス・ポター作品の日本語への翻訳者
吉田新一 - 日本におけるビアトリクス・ポター研究の第一人者

[編集] その他
2006年4月、埼玉県東松山市のこども動物自然公園の中に、大東文化大学がポターの資料館を開館させた。
学校法人東京聖徳学園の学校案内のイメージキャラクターにピーターラビットが使用されている。
ピーターラビットとの出会い


[編集] 外部リンク
ウィキメディア・コモンズに、ビアトリクス・ポターに関連するカテゴリがあります。PeterRabbit.com(日本語)
大東文化大学 ビアトリクス・ポター資料館
プロジェクト・グーテンベルクにおける Works by Beatrix Potter
a list of online e-texts
Beatrix Potter's Garden at Liverpool Museum
Kids' Corner: Featuring the Stories of Beatrix Potter
Audio interview with Judy Taylor, biographer of Beatrix Potter. Interview by Don Swaim of CBS Radio - RealAudio
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%BC" より作成
カテゴリ: イギリスの小説家 | 絵本作家 | 児童文学作家 | 1866年生 | 1943年没

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20007年2月21日 (水) 14:26。
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追伸:湖水地方とは、どこだ?しまった!どうも、昭文社のエアリアマップ「英国」が見つからない。とりあえずは、↓この説明を読んでいます。(アマゾンのまわしものではありません)
Amazon.co.jp
湖水地方とは、イングランド北西部のカンブリア地方に位置し、「英国で最も美しい景勝地」と言われる英国随一の観光地である。年間1400万人の観光客が全世界から訪れ、そこでは豊かな自然の中で昔ながらの素朴な生活を続ける人々と多くの野生動物たちが共存している。
この地方には「ピーターラビットのおはなし」の作者であるビアトリクス・ポターがこよなく愛した村ニア・ソーリーがあり、その周辺はナショナル・トラストの厳しい管理の下に置かれ、100年前の絵本に描かれた美しい風景がそのまま残されている。それが観光客たちにとってたまらない魅力になっているのだ。
本書は、そんな湖水地方の美しい風景を、その歴史やトピックスを交えながら、たくさんのカラー写真とともに紹介している。湖水地方の村にとても緩やかな、そしてやさしい時間が流れていることが、それらの写真からも伝わってくる。
ポターのほかにも自然詩人のウィリアム・ワーズワースや美術批評などで活躍したジョン・ラスキンなどが生活した家もあり、それらも当時のまま保存されている。この地方は多くの人々から愛されてきており、これからも愛され続けるのだろうが、そのために重要な役割を果たしているのが、単なる自然保護運動ではないナショナル・トラストなのだ。
まだ湖水地方を訪れたことのない人はもちろん、以前に訪れたことのある人も、必ず新しい発見があるはずである。それだけ尽きない魅力がこの地方にはある。湖水地方を訪れる際のガイドブックとして、ぜひ活用してほしい。(杉本治人)
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ネットで湖水地方へのアクセスをやっと見つけましたが、残念ながら地図はコピペできませんでした。みなさまのほうが、ずっと詳しい可能性は、大でありましょう。
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