【エルサレム共同】国連は18日、イスラエル軍が地上侵攻するパレスチナ自治区ガザ北部で住民が避難する三つの学校が攻撃され、犠牲者が多数出たと明らかにした。国連要員は18日に北部ガザ市の地区最大のシファ病院に入り「絶望的」と説明。病院には危険な状態の乳児32人が残る。米紙は、イスラム組織ハマスが拘束する人質の解放と5日間の戦闘休止を巡る交渉の合意が近いと報じた。
国連によると、北部で17、18日に攻撃された三つの学校は国連パレスチナ難民救済事業機関が運営。うちジャバリヤ難民キャンプの学校での犠牲者は数十人から200人という報道がある。別の学校では50人超が死亡したとの情報もある。
Dozens of infants evacuated from al-Shifa: Gaza health ministry
アル・シファから避難した数十人の乳児:ガザ保健省
Gaza’s Health Ministry says 30 premature babies have been evacuated from the enclave’s largest hospital, AP new agency is reporting. Medhat Abbas, a spokesman for the ministry, said they were evacuated earlier in the day. On Saturday, Israeli forces ordered doctors, patients and displaced people at al-Shifa Hospital to evacuate the medical compound, forcing some to leave by gunpoint, according to doctors and Palestinian officials.
ガザの保健省は、飛び地最大の病院から30人の未熟児が避難したと、AP通信が報じている。同省のメドハット・アッバス報道官は、同日未明に避難したと述べた。医師やパレスチナ当局者によると、土曜日、イスラエル軍はアル・シファ病院の医師、患者、避難民に医療施設からの退去を命じ、銃を突きつけて立ち去ることを余儀なくされた人もいる。