バラク・オバマの就任式での演説は、選挙時のキャンペーンの大衆をフィーバーさせるようなものとは、打って変わり、地味で、オーソドックスなものの考え方をする人物であるなということを感じさせるものだった。
信頼が地に堕ちたアメリカの現状を厳粛に受け止め自覚している重々しい冷静なものだったように思う。
が、内容は厳しいものであることが、時間が経つにつれて少しづつ分かってきた。
・一定の人間の利益のための政治をしてはならない。
正しい政治をしなくてはいけない。
・今紛争をかかえている国があり、アメリカも戦争をしているが正しい戦争をしなくては平和にならない。どちらを向いても危機だ。そう簡単には乗り越えることはできない。長い時間がかかるだろう。が、南北にわかれていたこのこの国を一つにし、万人に平等な権利を与えようとして奴隷解放にふみきったリンカーン、そしてケネディー、キング牧師の精神を思い起こそう。その精神に立ち戻ろう。そうすれば、必ず立ち直れる。あやまちを犯すこともあるかもしれないが、また立ち直ろう(自由と平等をもとめた建国の精神・不屈の精神への回帰)
・アメリカで今一番問題なのは自信を失くしていることだ。
犠牲と奉仕の精神をもって、困った人には手をかそう。皆で手を貸そう。そうしてやれば出来るという自信をとりもどそう。
国内で同じレストランに入れないような人々がいるなんてことはなくそう。みんなが医療にかかれる国にしよう...
そんな内容の、危機にたつアメリカを強調し、国民全員の努力をうながした(ケネディのtogherかも)
今後どう実行なるか.....わからないけれども。
新大統領の就任式後、前大統領ブッシュがヘリコプターに乗って議事堂を去っていくいくのを見送るオバマと副大統領夫妻の姿が印象的でした。
さようなら ブッシュ
追記:そのまま、まっすぐ国際刑事裁判所へ飛んでいけ