お笑いタレント明石家さんま(69)が、7日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、6日に死去していたことが分かった女優で歌手の中山美穂さん(享年54)を追悼した。
さんまは主演ドラマなどで中山さんとの共演はなかったが、ホストを務めるトーク番組「さんまのまんま」に、中山さんがたびたびゲスト出演していた。
中山さんの訃報は、収録前に伝えられたという。「本番前に中山美穂さんが亡くなられたっていう、まだ詳しい情報が入ってなかったんです」と説明。「俺は若い時から美穂さんと一緒に仕事してきて、憧れの存在で」と打ち明けた。
中山さんと共通の知人がいるという。「私の知り合いの麻雀仲間が、美穂さんとよく飲みに行ったりしていて。あまりしゃべる人じゃないんですけど、一度ちょっと酔っ払って、さんまさんに代わってと代わったことがある」と、電話越しに話したエピソードを明かした。「(深夜の)3時半くらいだったんですけど、(中山さんが)“今からパスタ食べに来て”って、お店で。“ここのナポリタン、うまいの”、“行けません、麻雀してます”、“来て下さい!”って。延々、そのやりとりを…。酒に酔ってらっしゃったし。“スパゲティ嫌いなんですよ”、“おいしいんです。間違いありません。ナ・ポ・リ・タ・ンです!”って」。麻雀中のさんまと、酔った中山さんとのやりとりを回想。「それで延々やりとりしたのが、最後のやりとりになってしまった」と寂しげにつぶやいた。
捜査関係者によると、中山さんは6日、東京都渋谷区の自宅の浴槽で亡くなっているの見つかった。この日はクリスマスコンサート「Miho Nakayama Christmas Concert 2024 in Billboard Live」大阪公演を開催予定だったが、当日に中止が発表されていた。デビュー40周年来年は全国ツアーも予定しており、6日もコンサートを控えた中での訃報だった。