関係者によると、沖縄県内で28日、新たに45人程度の新型コロナウイルス感染が確認された。

県内の関連死者は計26人で、このうち8月以降の報告が19人に上っている。沖縄本島全域で病院や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生が相次ぎ、若者中心から高齢者や重症化リスクのある人に感染が広がりつつある。人工呼吸器を使ったり、集中治療室などで治療を受けたりしている「重症」の患者は28日時点で30人に上る。

 直近1週間(20~26日)の人口10万人当たりの新規感染は15・03人で低下傾向にあるものの、27日連続で都道府県別の全国最多。2番目は東京都(11・29人)、3番目は大阪府(9・65人)だった。

 玉城デニー知事は、県内の警戒レベルを最高の第4段階(感染まん延期)に引き上げており、県民に①不要不急の外出自粛の徹底②買い物は原則1人で③会食・会合、午後10時以降の外出は特に控えるーなどを求めている。県独自の緊急事態宣言は29日までだが、県は再延長する方向で最終調整に入っている。28日夕方に正式発表される見通し。

 

国内感染者、新たに868人=東京226人、大阪死者9人―新型コロナ

2020年08月28日22時24分  jiji.com

<新型コロナウイルス観光関連エリアの人出の変化>

 死者は大阪府で1日当たり最多となる9人のほか、福岡県で3人、東京都で2人など全国で計20人判明し、累計で1274人となった。
 東京都では、226人の感染者が新たに確認された。1日当たりの感染者が200人を超えたのは3日連続。長野県(19人)と福井県(16人)では、1日当たりの感染者が過去最多となった。
 長野県と信州大によると、うち5人は同大の学生。26日までに確認された同大の別の学生2人らと19日に県内で会食をしたという。参加した8人のうち7人の陽性が判明し、県はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。