とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

『6ペンスの唄をうたおう』ブライアン・オルダーソン

2008年01月09日 12時41分42秒 | 児童文学(絵本もふくむ)
 今日は、曇り空。
 水が冷たくて、花の水やりが辛い。

 やっとの思いで終わったところだが、「心」は曇り空だ。

 現在の園芸の規模は、かなり縮小したのだが、冬が辛い。
 春が待ちどおしい。

 背中をまるめ、ココアをつくり、しょんぼりして、ゴールデン・バットを吸っていた。

 と、発注しておいた本が届いた。

『6ペンスの唄をうたおう』
 イギリス絵本の伝統とコールデコット

ブライアン・オルダーソン著 吉田新一訳

 急に元気がでてきたが、積読がまたふえたので、悲しい。

この本は、コールデン・コット没後100年を記念して、ロンドンの大英博物館ブリティッシュ・ライブラリィが企画した展覧会のために準備した本であるそうだ。
(裏表紙の説明の要約)
コールデン・コットは、1868年から1886年の間に16冊の絵本を製作し、それは卓越したクラフトの頂点を表(あらわ)しているだけでなく、子どもの本の〈ことばと絵の融合〉のモデルとなっており、”ボガースに始まりローランドソンを経て現代へと脈々と流れる〈物語るイラストレーション〉という顕著なイギリス的伝統の――喜劇精神と物語性と視覚表現の巧みさを最大の特徴とする伝統の――最高峰に位置することを実証しようとした試みでもあります”

”著者ブライアン・オルダーソンは英米でひじょうに著名な児童文学史家、児童文学批評家で、その多数の著作のなかでも、同氏が改定増補したF・J・ハーヴェィ・ダートンの名著『イギリスの子どもの本』(ケンブリッジ大学出版局刊)は、英米両国できわめて高い評価を受けています。”

この本においては、焦点をイギリスの絵本の考察にしぼったということで、”スイスの児童文学者ベッティーナ・ヒューリマンの名著『絵本の世界』の編集者・翻訳者としての、あるいはエドワード・アーディソンやモーリス・センダックといった世界の代表作イラストレーターの書誌の作成者としての同氏の経験は、本書の執筆に大きな力となっています。”

”また『ケーキとカスタード』(ヘレン・オクスンベリィ絵)や『オフ・アンド・アウエイ』(アン・ヘゼーラ絵)といったわらべ唄集の編集者としても著名です。”


 ああ、やれやれ(汗)、前に購入しておいた『イギリスとアイルランドの昔話』ジョー-ゼフ・ジェイコブス(再話) 石井 桃子訳をひっぱりだしてきて、ゆるゆるとまいりたいと思う。

 アンデルセンも忘れてはいない。後期の作品になると短話なのだが、むずかしくなってきて、ただいま、意味を読みとるのに、一作品、2日がかり。

 日本の唄・絵本、フランスの絵本、イラクのフセインの話など、頭がごちゃごちゃなのだが、このごちゃごちゃが、気分がいいのだ!
「バンビ」も忘れてはいないのだが、読もうという気分がのるのを待っているところ。

 では、またゴールデン・バットを吸って、少し(?)ぼーっとしよう。日本の現代社会(政治・憲法・若者・息子達・老後の年金等)、世界のコガネムシ競争の悩みなどが渦巻いているが、いついかなる時も、自分の興味のあることは、細々でも継続しようと思っている。エゴイストかな?  
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