共同通信 11/30
【ニューヨーク共同】米メディアは29日、カナダのトルドー首相が米南部フロリダ州のトランプ次期米大統領の私邸マールアラーゴを訪れ、トランプ氏と会談したと報じた。次期閣僚候補らを交えた夕食会が開催された。トランプ氏側、カナダ政府とも会談の内容について公表していない。
トランプ氏はカナダへの関税強化を表明しており、会談は妥協策を見いだしたいトルドー氏側が要望。米大統領選でトランプ氏が当選を決めて以降、先進7カ国(G7)首脳の中で対面で会談したのはトルドー氏が初めて。
トランプ次期政権で内務長官、安全保障担当の大統領補佐官への起用が発表されているバーガム、ウォルツ氏らが夕食会に出席した。
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は27日、メキシコのシェインバウム大統領と電話会談し、不法移民や合成麻薬の米国への流入について協議した。トランプ氏はSNSで、シェインバウム氏がメキシコを通過して米国に流入する不法移民を止めることに同意したと明らかにした。
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トランプ氏は「非常に生産的な対話」だったと強調、「メキシコは(米国との)国境に向かう人々を即座に止めるだろう」と書き込んだ。シェインバウム氏もX(旧ツイッター)への投稿で、トランプ氏と「素晴らしい対話をした」と説明した。
トランプ氏は25日、不法移民と合成麻薬「フェンタニル」流入への対抗措置として、メキシコとカナダに25%の関税を課すと表明。両国に対応を迫っていた。