毎日新聞
菅義偉官房長官は24日の記者会見で、東京、福岡、京都、滋賀の4都府県で新型コロナウイルスの「重症者」の定義が国の基準と異なっていたことを明らかにした。菅氏は「全国の状況の的確な把握という観点からも、今後、国の基準に沿うように報告を求めたい」と述べた。
厚生労働省は4月に自治体に出した通知で、重症者は「集中治療室(ICU)等での管理、人工呼吸器管理、人工心肺装置『ECMO(エクモ)』による管理が必要な患者」と定義し、定期的な重症者数の報告を求めた。しかし、4都府県はICUに入っているだけでは重症者に含めないなどの対応をとっていた。菅氏は各都道府県の情報把握と基準の統一について「再徹底をしている途中だ」と述べた。【秋山信一】
東京都は24日午後3時時点の速報値で、都内で新たに95人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が100人を下回るのは先月8日以来です。
都によりますと、感染が確認されたのは10代から90代の男女合わせて95人です。
都内で1日の感染の確認が100人を下回るのは先月8日以来です。
95人のうち、
▽20代と30代は合わせて54人でおよそ57%を占めていて、
▽40代と50代は合わせて25人で、およそ26%です。
これで都内で感染が確認されたのは合わせて1万9428人になりました。
重症患者 24日時点で38人
一方、都の基準で集計した重症の患者は24日の時点で38人で、23日より1人減りました。
東京都は、都内の感染状況は非常に厳しく最大限の警戒が必要だとして、夏休み期間は、都外への旅行や帰省、夜間の会食、遠くへの外出を控えるよう呼びかけています。